忘年会や新年会が多い時期になって参りました!
みなさん二日酔いは大丈夫ですか?
この時に気をつけたいのが二日酔いです。いくらお酒に強い人でも飲み会が続けば、どうしてもお酒が次の日に残ってしまうことがありますよね。
あの辛い二日酔いを一度味わってしまうと「次は飲みすぎないぞ」だったり「二度と二日酔いになるもんか」と思う日もあります。それではせっかく楽しかった飲み会が台無しです。
そうならないためにも、今回はすぐに実践できる二日酔い対策をご紹介いたします!
飲み会に挑む前から、飲んだ後までの流れで書いていますので、試せるものから実践し飲み会シーズンを楽しく乗り越えましょう!!
事前準備が生死を分ける!<飲酒前>
まずは予防から!前もって対策して、万全の状態で飲み会に挑みましょう!
・空腹時を避ける/水分補給しておく
定番ですが、やはり一番多くの人が実践しているのは空腹時を避けることです。空腹のときにお酒を飲むとアルコールの吸収が早くなってしまいます。
胃は食べ物を留め、溶かしてから小腸へ送る臓器です。ところが、胃は固形物が入ってきたときはキュッと締まるものの、液体の場合はそのまま流してしまいます。胃の中が空の状態では、あっという間に小腸までアルコールが流れてしまうので、酔いが早くなるのです。
ですので飲酒は食事を摂取しながらにすることがポイント。始まる前は少なくとも水やお茶を飲んでおきましょう。
・「脂肪分」をとる
オリーブオイルやバターなどの「脂肪」をお酒を飲む前にとることもいいと言われています。胃や腸での吸収が比較的ゆっくりな「脂肪」をとることで、アルコールもゆっくり吸収されるそうです。海外の飲酒前対策として、ヨーロッパの地中海周辺ではオリーブオイルをスプーン1杯飲んだり、ロシアではバターなどを食べる習慣があります。
食べ物・飲み物の種類で生死を分ける!<飲酒中>
もしかして好きなものを好きなタイミングで、飲み食いし過ぎていませんか。実はちょっと変えるだけで二日酔いのレベルが全く変わります。明日から変えられる飲み会中の対策をいくつかご紹介いたします!
・高タンパクな料理を食べる
二日酔いはアルコールを分解する過程で作られる「アセトアルデヒド」という物質が原因で引き起こされます。このアセトアルデヒドは酵素によって分解されると無害な酢酸に変わります。タンパク質を摂取することでアセトアルデヒドの量が増えにくくさせることができるのです。
タンパク質が多く含まれるものは居酒屋のメニューでいうと、枝豆などの豆類、チーズ類、肉類です。これらをおつまみとして意識して食べるのがオススメです。
・なるべく蒸留酒(ウイスキーや焼酎)を飲む
日本酒やビールのような「醸造酒」より焼酎やウイスキーのような「蒸留酒」の方が二日酔いになりにくいという話はご存知の方も多いはず。この2つのちがいを簡単にいうと、醸造酒は不純物(エタノール以外のアルコール)が多く、蒸留酒は不純物が少ないのです。
肝機能からすると、不純物が少ない蒸留酒の方が比較的分解しやすく負担が少ないため、二日酔いになりにくいのです。
・ちゃんぽんしない(複数種のお酒を飲むこと)
これも有名ですよね。これは自分がどれだけ飲んでいるのかが把握しづらくなるためです。先ほどご説明した蒸留酒もたくさん飲んでしまうと、いくらなんでも二日酔いになりやすくなります。お酒を飲む量とペースにはくれぐれもご注意ください!
酔って気持ちいい時こそ気を引き締めて!<飲酒後>
酔って楽しくなりどうでもよくなる気持ちがありますが、ちょっとだけの行動で次の日が驚くほどさわやかに。最後に、飲み会後にできる対策を見ていきます。
・水分をとる
やはり水分補給が大切です。お酒を飲むと体温上昇、代謝アップ、利尿作用により汗と尿の量が増えて体は水不足に陥ります。理想は飲んだお酒の量の1.5倍が目安です。
アルコール摂取による脱水症状の緩和と体内のアセトアルデヒドを薄めるために、飲み会中もしくは寝る前に水分補給を心がけましょう。
・ラムネ菓子を食べる
意外かもしれませんが、飲んだ後には「ラムネ菓子」がオススメです。なぜラムネ菓子かというと、ラムネ菓子の主な原材料はブドウ糖(炭水化物を分解してできるもの)であり、お酒を分解する肝臓にとってのエネルギーとなるためです。ですので、飲み終わったらなるべく早くブドウ糖をとることが大切です。
飲み会の次の日のオフィスで、ラムネ菓子を食べている人がいたらその人は”飲み会玄人”かもしれません(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あっと驚く意外なものから定番の方法まで、まだまだ試したことがないものも多いかと思います。
これからの飲み会シーズンを楽しく過ごすために、どの方法も誰でも取り組みやすいものだらけです。
二日酔いに万全な対策をして、健康的な年末年始をお過ごしください!