みなさんの毎日は充実していますか？
朝から毎日仕事に集中して、気がついたら日も暮れ夜遅くに帰宅という方も多いのではないでしょうか。そんな時にふと思うことは、ゆっくりほっと一息ついてのんびりしたい、癒されたいなんて考えたりしますよね。
例えば、海外旅行を満喫したいと思いつつも、仕事があってそんなに長期の休暇は取れないし……と悩む方も多いのではないでしょうか。
それでは、土日を使って京都の小旅行はいかがでしょうか？
京都は学生時代の修学旅行などで一度は観光をしたことはある人も多いですが、日中でなく夜の京都を満喫した方はあまり多くはないのではと思います。今の京都・祇園周辺では日中だけでなくなんと夜に特別拝観できるスポットが数多くもあります。
祇園周辺は日中多くの観光客でにぎわい、活気溢れるスポットですが、夜はとても落ち着いてゆったり散策も可能です。そんな祇園で月明かりに照らされた街並みや鴨川、寺社を眺めつつのんびり歩いて過ごすのも自然と伝統に触れられ、普段の生活では感じることのない世界観が味わえます。
今回はそんな夜の京都・祇園を味わるオススメスポットに焦点を当ててご紹介していきたいと思います。
幻想的な青い光のライトアップが話題！青蓮院門跡
日本の伝統の地と言われる古都・京都を代表する観光エリアとして有名なのがまさに祇園。その祇園周辺にある東山駅から徒歩で約5分のところにあるのが、京都東山に位置する有名な寺社の一つ「青蓮院門跡」です。
境内の中へ入って進んでいくと美しく広大な竹林や庭園があり、普段の生活では味わえない自然の豊かさを感じさせてくれます。ここでオススメしたいのが夜間拝観です。
写真でわかるように大小1000もの照明器具によって醸し出せる青の芸術。青蓮院の池泉回遊式庭園・泉水庭や境内全域が門跡寺院全てが美しい青い光で包まれているかのようにライトアップされます。
また、ここだけではなく周りの木々や花々も光に照らされ、天然記念物の大クスノキや竹林も夜の静寂の中で青く光り輝く様はまさに芸術。拝観している全ての人がこの芸術に酔いしれ、幻想的な空間へと誘う世界を一度体験されるといいでしょう。
豊富秀吉の妻・「ねね」ゆかりの地！高台寺
続いての祇園スポットは高台寺です。ここは、豊富秀吉の妻ねねが夫秀吉の冥福を祈るため建立した寺院です。
その祇園周辺にある祇園四条駅から徒歩で約15分（市バス停「東山安井」から徒歩約7分）祇園の石畳を歩いた先にあります。高台寺は広い敷地の中に文化財に指定されている諸堂や茶室、広大な庭園が数多く立ち並びます。また、春には方丈前庭園（波心庭）の枝垂れ桜が、秋には臥龍池の紅葉が見頃ろを迎えると全国から多くの観光客が訪れるほど有名なスポットです。
ここの夜間拝観もまた素晴らしい眺めです。闇夜に桜や紅葉、竹林がライトアップの光に照らされ日中とは違ったなんとも言えない幻想的な風情を演出し私たちに楽しませてくれます。しかし、ここでぜひ堪能して欲しいオススメポイントは、プロジェクトマッピングです。
京都の寺社でプロジェクトマッピング！？と思われる方も多いと思いますが、ここの夜間拝観では波心庭と勅使門で『百鬼夜行』プロジェクションマッピングが行われます。上映時間は数分なのですが、初めて目にした筆者は息を飲み、心をうばわれたことを今でも鮮明に覚えています。
ぜひ普段の生活とはかけ離れた日本伝統のわびさびと最新技術とのコラボレーションを体験してみてください。
光に包まれた舞台は圧巻！清水寺
最後に紹介したい場所は、祇園のみならず京都で非常に有名なスポット・清水寺です。
青蓮院門跡、高台寺を超え、二寧坂や産寧坂を登った先にこのスポットがあります。
特に有名なのが清水の舞台ですね。ここから京都全域を見渡せる景色は格別。500もの照明と上空を横切る青いサーチライトに照らされた清水の舞台はもはや息を飲むレベル。
一味違う夜の京都へ
今回は、日中ではなく夜に楽しむ京都・祇園についてご紹介しました。
夜の祇園周辺の夜間拝観や街並み散策だけでも心身ともにリラックスした感覚になります。
東京から京都は新幹線でたったの2時間程度。ノー残業デーのある方であれば、平日でも仕事上がりに新幹線で京都に向かって拝観することも可能です。
ゆったりした空間の中で、豊かな自然や景色、世界観を味わえる夜の京都・祇園。普段の生活から離れて一味違った光り輝く幻想的な世界で最高のリフレッシュをするのもいとをかし。
