なぜいま?実は「発祥の地」代官山・恵比寿のタピオカドリンク

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みんな持ってるあのカップ!

昨年の夏から再ブームとして世間をにぎわしているドリンクがあります。それは「タピオカドリンク」です。街を歩けば必ずと言っていいほど「タピオカドリンク」を持った若い女性を見かけるようになりましたよね。

カップのそこに黒い”つぶつぶ”が入っていてそれを太いストローでミルクティや抹茶ラテといっしょに飲む。もはやこれが新しいスタイルになりつつあるほどの人気の高さです。

「タピオカドリンク」が最初にヒットしたのは、アラサー世代が生まれた1990年代。そして、その“発祥の地”が代官山だということ、ご存じですか?世界中のアパレルや食の最先端が集まり、目まぐるしく変化していく渋谷や青山、原宿ではなく、代官山でタピオカドリンクは生まれました。

そんな20年前の「タピオカドリンク」がなぜいま流行っているのか。

そして、なぜ代官山が”発祥の地”と言われているのか。

今回はどこのお店が美味しいのか、についてもまとめてみました。

まだ飲んだことがない人はぜひ足を運んでみてください。人気の理由がわかるかもしれませんよ?

なぜいま「タピオカドリンク」なのか

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そもそも日本に来たのは1990年代

「タピオカドリンク」の中で一番有名なのはタピオカミルクティーです。このタピオカミルクティーを最初に作ったのは1983年創業の台湾のお茶専門カフェ「春水堂(チュンスイタン)」。他にない中国茶を誕生させるために作られたのですが、当初台湾ではあまり売れていなかったそうです。

しかし、日本のテレビ番組が取り上げたことで一気に知名度が上がり、爆発的に広まった結果、国民的ドリンクへとなったそうです。

では、なぜ代官山が発祥と言われるのか。それはタピオカミルクティーを生んだ「春水堂」の日本一号店が代官山だったからです。代官山は都内で有数の流行に敏感なスポットであり、それは20年前も変わりません。いつもよりオシャレな格好で歩きたい、そんなある意味での違和感や特別感が漂っている代官山に第一号店を出すことで、お店のブランドを作ることに成功したのかもしれません。

春水堂に続いて、1990年後半に他の台湾チェーン店が続々と上陸し、日本での知名度が徐々に高まっていったことが最初のブームでしょう。

なぜいま流行っているのか、その理由はこの3つ。

1. 旅行・食における“台湾”人気!
2. カフェ離れが進行!
3. オシャレなカップで、テイクアウトが楽!

ここからはこの3つについて詳しく書いていきます。

1. 旅行・食における“台湾”人気!

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日本人旅行客の行き先でランキングを作ると、現在、台湾の方がハワイより上位に来るそうです。これは移動距離や費用が関係していそうですね。

また、健康志向が高まっている現代では、ヘルシーなイメージがある台湾の食文化に多くの女性が興味を持っています。

さらには、タピオカドリンクを含む台湾生まれの食文化に親しみを感じる人が増えています。それは日本での食文化と素材が似ているからです。特にタピオカドリンクでは、今ではミルクティーが断トツの人気No.1ですが、もともとは中国茶。つまりはお茶なのです。日本人も、お茶には馴染みがありますよね。

2. スタバ離れが進行!

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少し前まではフラペチーノのカップを持った若い女性を見ることが多かった気がします。

しかし、いまでは女性たちはスタバのカップではなくタピオカドリンクのカップを持っていることが多いです。

つまりは”スタバ離れ”が進行しつつあるのです。

これは世間からの、特に可愛いスイーツに敏感な若い女性陣からの、フラペチーノに対する期待が高すぎることも影響していると思います。

フラペチーノが期待を満たすことができず、他の商品への興味が強くなってしまったのかもしれません。

また、タピオカの「クニュ」とした歯ごたえもフラペチーノにはない新しい食感で楽しめます。

3. オシャレなカップで、テイクアウトが楽!

先ほどのように、カップで飲める楽さも人気の1つです。見た目を簡単に例えるなら、コンビニで売っているチルドカップのカフェラテなどのようなカップなのです。

しかし、タピオカドリンクのカップは、コンビニのものとは微妙に違います。

オシャレなシールのフタがされ、カラフルな太いストローが刺さり、透けて見えるそこには少し不気味な黒いツブツブ。インパクトがありますよね。

こんなカップをもって笑顔で飲みながら歩く若い女性をよく見ます。

シールのフタはテイクアウトにとっても便利です。スタバのようにカパッとはめるタイプだとこぼれることがありますが、多くのタピオカドリンクのフタはシールタイプなので、こぼれにくくなっています。ですので、荷物が多い女性でも安心して持つことができます。

この気楽さを売りに、新宿ではテイクアウト専門のタピオカドリンクショップができるほど。

この気軽さもタピオカドリンクの人気再沸騰に良い影響をもたらしているのかもしれません。

「タピオカドリンク」飲むならここ!(代官山・恵比寿)

ここからは代官山を中心に、おすすめのタピオカドリンクのお店をご紹介いたします。

春水堂(チュンスイタン

先ほども出てきた”タピオカドリンク発祥”の台湾カフェ。

日本一号店が代官山にあり、お店は「さすが代官山店!」と言いたくなるようなセンスが高く落ち着い雰囲気が漂っています。

春水堂は素材へのこだわりが強く、店舗で使用する茶葉やタピオカはすべて防腐剤無添加なもの。独自の制度である「お茶マイスター認定制度」の資格者が、毎日の気候やお茶に合わせて仕込んでいるそうです。他にないこのこだわりこそが人気の理由なのでしょう。

東急東横線「代官山駅」徒歩3分
渋谷区代官山町20-9

THE ALLEY(ジ アレイ)

鹿のシンボルが大胆に大きく描かれた店内は、とてもシンプルで大人な空間デザインです。タピオカドリンクのお店は若い女性の気を引くためにポップなイメージを作り出しているところが多いですが、THE ALLEYはそれがありません。

そして、THE ALLEYのミルクティはそんなに甘くなくスッキリとした味なので、甘すぎるものが得意でない男性でもタピオカを楽しむことができます。

THE ALLEYもまた素材にもこだわっており、シロップはナチュラルな風味や飽きのこない甘みを出すために厳選されたきび糖を使用。タピオカは職人が手揉みで作ることで、他にないモチモチ感を楽しむことができます。

東急東横線「代官山駅」徒歩1分
渋谷区恵比寿西1-35-16

Tapista(タピスタ)

2019年4月にオープンしたばかりですが、”インスタ映えするタピオカ”ということでかなり話題になっているそうです。

店内は春水堂やTHE ALLEYと打って変わって、パステルピンクやライトブルーのかなり可愛らしいポップなデザイン。

なぜ、Tapistaが一気に話題になったか。それはドリンクにトッピングをすることで色が3層に別れるからです。例えば、一般的なタピオカドリンクに「ストロベリーミルクフォーム」をトッピングすると、上からピンク・ベージュ・ブラウンと3色になるのです。

また、席のない店内にはフォトスポットのような場所があるので、受け取ったドリンクを持ってそのまま写真を撮りすぐにインスタにアップすることができるのです。

東急東横線「代官山駅」徒歩2分
渋谷区恵比寿西2-21-15

comma tea(コンマティー)

「お茶を手軽に楽しめる文化を日本に広めたい」という思いで誕生したcomma teaは、日々の暮らしの中にひと息ついて欲しいという意味で「コンマ」が名前に入っています。

東京発信のカフェで、青山や新宿など7ヶ所に展開しています。

comma teaもこだわりを強くもっており、タピオカは無添加の国産のものを使用し、常にもちもち感を楽しめるように調理してから3時間以内のもののみを使用しています。

また、アイスティには渋さが出ないように毎日8時間以上かけて茶葉を抽出しています。全てのドリンクで茶葉の味が楽しめる大人なのドリンクになっています。

オシャレで大人な雰囲気の恵比寿にぴったりですね。

JR「恵比寿駅」東口徒歩3分
渋谷区恵比寿1-22-3

吉龍糖 JI LONG TNAG(ジロンタン)

吉龍糖も2019年4月に日本に上陸したタピオカドリンクです。一号店である恵比寿の店舗にはオープン初日に長蛇の列ができたそうです。タピオカ好きな人たちからの期待の高さがうかがえます。

吉龍糖ではミルクとの相性が抜群のタピオカや茶葉を本場台湾から直輸入しています。またシロップには沖縄県産の黒糖を使用しており豊かな風味を生み出しています。この風味豊かな黒糖シロップが吉龍糖の特徴です。タピオカブームに新しい風を吹かすかもしれません。これからが楽しみなショップです。

JR「恵比寿駅」東口徒歩3分
渋谷区恵比寿1-13-10

タピオカのルーツは代官山

空前のタピオカドリンクブームにはこんなわけがあったのです。

たしかに旅行で台湾にいったことのある人は多いですし、台湾料理が流行っています。なんだか健康的なイメージもありますよね。この時点でなんだか親近感を感じます。

それでいて新しい食感で美味しいとなると、一度は飲んでみてもいいかもしれません。

甘すぎずスッキリとしたドリンクもあるので、甘いものが苦手な人も楽しめるはずです。

再ブームになるほどのものを、いまのうちに”アツい”うちにチャレンジしてみるのもおすすめです。

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