【キャッシュレス戦国時代】どれを選んだらいいか分からない人向け 今さら聞けないキャッシュレス決済の基礎知識

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キャッシュレスは便利だけどいっぱいあって困ってます

スマホだけ持ってコンビニでピピッと決済する、とても便利ですよね。私はここ2,3年、電車でもレジでも使えるモバイルSuicaを主に使っています。

しかし最近は、PayPayやメルペイ、LINE Payなどいっぱい出てきて、よく分からなくなっておりました。もういっぱいありすぎて”なんちゃらPay”と呼び出す始末…。

キャッシュレス決済のなんちゃらPayがどんどん出てくるし、それぞれが差別化を図り、「うちは還元率がこうだよ!」、「うちは○○のお店で使えるよ!」など、複雑になることは容易に想像できます。

結局どうすればいいの?と思ってしまいますが、おそらく人によってベストは異なります。各サービスをきちんと理解して、自分の状況に応じて選択することになります。

自分にとって一番お得でぴったりな決済方法を選択をしていく上でまずは、今さら聞けないキャッシュレスの基礎知識を解説していきます。

キャッシュレスの分類と歴史

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さまざまなキャッシュレスの支払い方法が出てきて最近よくわからん!という方に分類分けしてみました。

“いつ自分が支払うか”で分類するとこんな感じになります。

後払い・・・クレジットカード

先払い・・・プリペイドカードやチャージ式の電子マネー

銀行口座から直接支払い・・・デビットカード

キャッシュレスのはじまりは1960年代のクレジットカード

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キャッシュレスのはじまりは、クレジットカードの登場からです。アメリカで誕生し、日本では1960年代に開始され、現金主義だった日本人にも苦労の末に浸透してきました。

後日請求されるので、お金の管理に慣れていないと大変なことになりますが、現金の持ち合わせがないときなんかには大変便利なのでかなりの人が使っています。

ピ!っと決済する電子マネーの登場

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2001年に導入されたSuicaの登場で、一気に電子マネーが普及しました。

Suicaカードを購入してお金をチャージすると、「改札を通るときになんてスムーズなんだ!もう切符買う必要がなくて便利だ」と、当時、電車を使う人にとって革命的な決済方法でした。

そんな素晴らしいSuicaで、なんと買い物の支払いまでできるお店がポツポツでき始めて、みんなが”キャッシュレス”の便利さを体感してきた頃でした。

いわゆる”ピピ!っと”する決済方式の正式名称は、FeliCa(フェリカ)。

SuicaやEdyなどに含まれる非接触ICカード技術のひとつです。Felicaは、日本でしか普及していない規格とよく言われておりますが、これにはちゃんと訳があったんです。

非接触カードIC技術(以下「NFC」という。)は、その中にさまざまな規格があり、そのひとつがFeliCaです。

ソニーが独自に開発したFeliCaは、ICカードのために最適化された規格で、データ管理やセキュリティー機能が盛り込まれています。他のNFCに比べ高速処理が得意であることから、改札での処理に適しており、交通系ICカードを中心に普及してきました。

通勤ラッシュの緩和に適した規格だったということが理由で、日本だけが独自路線のFeliCaが普及したという背景があったのです。

FeliCa規格の電子マネーは次の通りです。

 ・楽天Edy 
 ・交通系IC(Suica、PASMOなど)
 ・iD
 ・QUICPay
 ・WAON
 ・nanaco

最初の頃は物理的なカードのみでしたが、ケータイやスマホに内蔵されるようになりました。

つまり概念としては、ICカードの機能をスマホの中に入れちゃえるようになったのです。本当にスマホひとつでぶらり買い物に行けちゃうという、便利な時代になりました。

もうこれでキャッシュレス市場の拡大も収束してきたのかなと思っていたら、すごいのが現れました。

QRコード決済の登場

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QRコードを初めて知ったのは、LINE Payでした。LINE Payにチャージして、LINEの友達にお金を送信できるのは、すごく便利そうだと思いました。

しかしQRコード決済は、ピ!っとするよりスマートじゃない!と思ったのと、あまり種類を増やしたくないという理由で、LINE Payは利用してみることはありませんでした。

そんなことあったなーと忘れそうになったころに始まったあのPayPay祭りです。

「100億円あげちゃうキャンペーン!」インパクトはかなりのものでした。え?そんなうまい話があっていいの?と逆に怪しんでしまうほどでした。よく行く飲み屋さんでもPayPayを導入しておりました。

そして、メルペイのGW期間のセブンイレブンの買い物70%OFFキャンペーン、LINE Payの1000円貰えちゃうキャンペーンと続いていきました。そのインパクトある宣伝もありいまQRコード決済は爆発的に広まってきました。

QRコード決済の強みは、導入コストが極端に低いことです。ピ!っとやる電子マネー対応には、専用の端末を用意する必要があります。そのため、個人でやっている居酒屋やラーメン屋では電子マネー対応していないことが多いです。

それに対し、このQRコード決済は、お客さんがお店のQRコードを読んで支払い金額を打ち込む、もしくはお客さんのQRコードをお店側のスマホなどで読み取る。つまりQRコードそれを読み取るスマホさえあれば、決済できるというのが最大の特徴です。

お店のQRコードはスマホで表示してもいいですし、印刷して小さい看板にしてもいいですね。

1人で営業しているバーのマスターなんかは、ドリンクを作りながら、カウンターで会話しながら、お会計ができちゃうのですごく助かってるみたいです。

現金を手で触らないと言うことは、出店などの飲食を扱う分野では、むしろ最適化した支払い方法なのでは?と個人的に思っています。

正しい知識をつけて賢い買い物術を身につけよう

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実は、経済産業省が「2025年までにキャッシュレス決済率40%」を目標として、いろいろと施策を打ち立てております。

各社がさまざまなサービスを出し、主流の座を狙ってユーザー獲得のためにお得なキャンペーンを打っています。

そんな背景もあって、これから新しい“なんちゃらPay”が次々出てきます。

なんだこの盛り上がりの予感は!?各サービスがそれぞれの売りをアピールしてユーザー獲得に奮起する時代が目の前に迫っています。

まさにキャッシュレス戦国時代じゃ!

こんな戦国時代において、目の前の利益に踊らされるのではなく、正しい知識をつけて賢い消費者になって生き抜いていかなければ…。

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