卵・牛乳アレルギーでも美味しいスイーツを子どもに食べさせてあげたい
お子さんが卵や牛乳のアレルギーだと、食事にもとても気を遣いますよね。
おやつに甘いスイーツを食べさせてあげたいけれど、市販のものでアレルギー対応しているおやつを探すのは大変ですし、スイーツですと自分で作るのに時間がかかってしまう印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そんな方へ、マクロビを取り入れたレシピをご紹介します。
「マクロビ」とは「マクロビオティック」の略で、バランスの良い食生活を推奨するひとつの考え方です。
できるだけ避けるべき食べ物として、大型の魚、肉、卵、乳製品、精製された白砂糖、化学調味料を挙げているため、マクロビのレシピでアレルギーへの対応がされていることが多いのです。
詳しくは、マクロビについての関連記事もご覧ください。
今回は、30分もかからず簡単に作ることができるマクロビプリンのレシピを3種類ご紹介します。
アレンジもしやすいメニューで、お子さんと一緒に作ることもできるのでぜひ楽しみながら作ってみてください。
①いろんなアレンジが可能な“フルーツの甘酒プリン”
シンプルな材料で作るので、覚えればいろんなアレンジができます。
甘酒の優しい甘さと、葛粉のとろとろな食感が美味しい、フルーツと混ぜて味わうプリンです。
今回はいちごで作るレシピをご紹介していますが、みかんやキウイ、バナナを入れても美味しいこと間違いなしです。
材料(プリンカップ3〜4個分)
いちご 150g
甘酒 300ml
お水 200ml
葛粉 大さじ2
お塩 ひとつまみ
つくり方
1.いちごを4等分に切っておく
2.お鍋に甘酒とお水を入れ、泡立て器を使って空気を入れながら混ぜる
3.いちごを加えて、泡立て器で混ぜながら弱火にかける
4.甘酒がふつふつと沸騰してくるまで、弱火にかけながら、泡立て器で混ぜる
5.大さじ2の葛粉を同量(大さじ2)の水で溶いてお鍋に加える
6.泡立て器を木べらに変えて、練るように混ぜる
7.お好みでひとつまみの塩を加えて混ぜる
8.火を止めて、粗熱がとれたら、器に盛り付けをして冷蔵庫で冷やして完成
ポイント☆
泡立て器で混ぜる際には、しっかり空気を入れて混ぜるとふわふわ感が出ます。
葛粉を入れてからは、木べらで練るように混ぜると、葛粉本来の弾力が出てより美味しくなります。
②ハロウィンにぴったり“豆乳かぼちゃプリン”
かぼちゃの甘みととろみを活かしたプリンです。夜ご飯で余ったかぼちゃの煮付けを再利用してもOKなので、作り置きの消費メニューにもぴったりです。
かぼちゃのオレンジ色がかわいらしいので、ハロウィンの時期にお子さんと一緒に作って飾り付けをするのも楽しそうですね。
材料(プリンカップ2〜3個分)
かぼちゃ 1/8個分
豆乳 200cc
葛粉 大さじ1
てんさい糖 or メープルシロップ
大さじ1〜2(かぼちゃの甘味によって調節)
塩 ひとつまみ
つくり方
1.かぼちゃをひとくち大に切り、蒸すかラップをして電子レンジで5〜6分ほど加熱し、ほくほくの状態にしておく(かぼちゃの煮物の残りなどでもOK)
2.小鍋に豆乳大さじ3と葛粉を入れてダマがなくなるまで溶く
3.そこに残りの豆乳とてんさい糖、塩、かぼちゃを加えて加熱し、トロリとするまで絶えずかき混ぜながら加熱する(てんさい糖の量はかぼちゃの甘味によって調節する)
4.ポッテリした感触になってきたら火を止める(このままだと少しザラッとしたかぼちゃの食感が残るので、お好みでブレンダーでなめらかにするのもおすすめ)
5.器に盛り、粗熱が取れたあと冷蔵庫で冷やせば完成
ポイント☆
材料を全て混ぜた際には、豆乳が沸騰しないように気をつけながら、焦げないようにかき混ぜて火を通してください。
かぼちゃの皮をくりぬいたり、ココアパウダーでジャック・オー・ランタンの顔を描けばハロウィン感を演出できます。
③材料にひと工夫で卵・牛乳なしでつくれる“チョコプリン”
とろりと甘いチョコレートは、卵・牛乳のアレルギーがあるとなかなか市販のスイーツは食べられませんよね。
でも、ココアを使って手作りすれば、美味しいチョコプリンも作れます。隠し味のみそでよりコクがある味に仕上がりますし、寒天と片栗粉を混ぜて使うことで、適度な硬さに仕上げることができるので、普通のチョコプリンと同じように味わえます。
材料(プリンカップ3〜4個分)
豆乳 600cc
メープルシロップ カップ3/4
ココア 大さじ3~6(ふるっておく)
寒天粉 小さじ1/2強
片栗粉 小さじ1強
みそ 少々~小さじ1
つくり方
1.豆乳600ccとメープルシロップ、ふるったココア、寒天粉をあわせて火にかけ、数分よく煮る
2.分量外の豆乳大さじ1で片栗粉を溶き、鍋に入れて混ぜる
3.みそを溶かし入れる
4.一度ざるで濾してから器に盛り付ける
5.氷水をはった入れ物などにいれておき、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やして完成
ポイント☆
メープルシロップの代わりにもち米あめや玄米水あめを利用しても大丈夫です。
柔らかめに作る材料のため、ゆるくなってしまった場合は片栗粉を追加してください。
また、お好みで豆乳ホイップなどを乗せても美味しく召し上がれます。
卵・牛乳アレルギーを気にせず美味しいものを一緒に食べられる幸せ
卵や牛乳、そのほか動物性の食材から別のもので代用する工夫がつまっているのがマクロビの食事です。
少しの工夫で、卵・牛乳アレルギーのお子さんとも一緒にスイーツを楽しめるのはとっても嬉しいですよね。
どれも優しい甘さでおやつにぴったりで、30分以内に作れる簡単なレシピなので、ぜひ作ってみてください。
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