自宅でのテレワークは誘惑が多い!〜集中力を持続させたいときに使えるテクニック11選〜

テレワークで自由だ!と思いきや仕事が捗らないという課題

ここ最近、「テレワーク」「リモートワーク」「在宅勤務」という働き方への切り替えを推奨する企業も増えてきています。

自宅で仕事できるって素晴らしいじゃないか!?満員電車に乗らなくていいし、往復の通勤時間を自由に使えるわけでしょ?なんなら家事と同時並行でできるってまさに「自由な働き方」じゃね!?

と思ったものの、いざ始めてみると、

・全然集中できない
・誘惑が多すぎる
・結局ダラダラしちゃう

という現象が起きてしまう人が多いのではないでしょうか?

私自身もいきなりテレワークになり、最初はウキウキしましたが、ぜんぜん上手くいかず、悩んでいました。

そんなところから試行錯誤をくり返し、上手くいった事例を紹介します。

満員電車も乗らずストレスも減り、通勤時間の2時間弱をプライベートに当てることができるようになり、何より上司や職場といった束縛から解放され、こんなにも自由に働くことに価値を実感しています。

自由に働きならがも「きちんと成果を出す」ために必要な自宅でも集中力を維持させるテクニックを紹介します。

ピンとくるものがあれば取り入れてみてください。

家で集中しづらい原因は「脳のモードが切り替えられない」

テレワークに切り替えたての頃のあるあるですが「なぜか仕事が身が入らない」という現象です。

・私はなぜこんなにやる気が出ないんだ
・1人だとすぐサボっちゃう人間なんだ

と自分を責めたりしましたが、結論そんなことはありません。
上手くいかない原因は、

・脳の勘違い
・環境の違い

この2つに集約されます。
要は「脳が慣れていない」「体が慣れていない」のです。

家で仕事しようと思っても、

・ちょっと30分だけYouTube観てからやろっかな
・部屋のそうじ先にやってからにしよう

気がつけば2時間経過…なんてこと結構あるあるだと思います。

それは私たちの脳が変化に対応できていないからです。

以前のように朝、職場に行くと「仕事モード」、自宅に着くと「お家モード」に切り替わります。

職場ではまわりの目もあり「ちゃんと仕事しよう」「サボったらまずいな」と脳が設定されます。

一方で自宅では「仕事終わったしダラダラしてもいいかな」「誰も見てないしサボってもいいっしょ!」という深層心理でセッティングされます。

気を張る時間帯、気を抜く時間帯、両方ともあることでメリハリが効いた1日の過ごし方になるため、脳のモード切り替えはとても大事です。

しかしながら、場所によって脳のモードが自動で切り替ることに慣れてしまうと、自宅で仕事しようと思っても脳が勝手に「今はサボってもいいんだよ」という前提を作ってしまいます。

そのため”まったく仕事モードに入らず集中できないと”いう状況になってしましまうのです。

集中持続テクニック「脳の勘違いを利用する」

この原因に注目し、私が実践して「これは効果あった」と感じたテクニックをまとめてご紹介します。

私が考えた方法がこちらです。

脳を勘違いさせて、職場だと思い込ませる
会社に出勤してるんだぞ、と思い込ませるテクニックは3つです。

1 擬似出勤

朝起きたら身支度をして「いってきます」と言って家を出ます。

そして自宅に戻って、「あ、会社ついたわ〜」とか言いながら「おはようございます!」と同僚にあいさつ形をとります。

これはひとりで小芝居やって脳をダマすというやつです。

最初は気恥ずかしいところもありますが、やってるうちにちょっと楽しくなってきます。

そして脳は思ったよりも簡単にダマされます。
「コントの役に入る」というような感覚です。

自宅でのテレワークはスロースタートになってしまうという方が多いかと思いますが、「擬似通勤」をぜひ試して見てください。

体を動かして歩いているうちにマインドがセットアップされ、自宅へ戻った時には「よしやるか」と完全に仕事モードに切り替わっています。

2 身なりを整える

身なりでも脳は騙されます。

家でゴロゴロする時のかっこうのまま仕事しようとすると「いつもこのかっこうでダラダラしてるもんな」と脳の切り替えをジャマしてしまします。

しっかりと仕事モードに切り替えできるように着替えて仕事に入りましょう。

前述した「擬似出勤」の際にも人前に出られる身なりにする必要があるので、セットで実施するとより効果的です。

3 リモート朝礼

始業時間になったら職場のメンバーで朝礼を行っている職場が多いと思いますが、これが実はやる気を出す要素になっています。

「今日やること」を報告し合うだけでOKです。

おすすめは、
テレビ電話会議 > 音声チャット > 文字チャット >メール
しっかりと一緒に仕事してるという一体感が大事です。

集中持続テクニック「誘惑されない仕組みづくり」

誘惑に負けてしまうのが悪いわけではない!環境を整えましょう。

4 仕事専用の場所を作る

自宅の中でも場所で気持ちを切り替えることができます。

「ここは仕事専用の場所」と脳に覚え込ませるのです。

そこは職場という定義なので、仕事以外は禁止という自分ルールを作ります。

可能ならば「仕事専用部屋」、少なくとも「仕事専用デスク」があるといいでしょう。

そして大事なのが、仕事以外の物を置かないことです。仕事以外のことに気を取られてしまい、集中できない状況を回避できます。

「カフェは読書が集中できる」というのは、読書以外することができない状況を作っているからです。

5 最大の天敵「マンガ」は遠くに置く

私にとっての1番の誘惑は「マンガ」でした。

ちょっと離れたところにマンガ本を置いても、気分転換に〜とハードル低く手にとってしまいます。

普段やっていることが無意識に出ちゃうんですね。
読み始めたもう止まりません。
2時間なんてあっという間に過ぎてしまします。

職場ではやらない(できない)ことも、自宅兼職場となると仕事中にマンガを読むこともできちゃうんですよね。

最大の天敵「マンガ」は、気軽に手に取れないほど遠くに置くことでなんとか打ち勝つことができるようになりました。

6 同居人には「話し掛けないで」と伝える

自宅でテレワークしていると「あんた、ちょっとあとででいいから買い物してくれない?」など、話し掛けられることもあるかと思います。

家にいてくれてうれしいのもあるし、同じ空間にいるんだし会話あったほうが普通だと思ってコミュニケーション取ろうとしてくれているのだと思いますが、やっぱり集中力が途切れます。

仕事モードから自宅モードに引き戻されます。

これに対しては、事前に「仕事中は話しかけないでね」「部屋に入ってこないでね」と伝えるだけで解決できます。

こちらの事情を説明すれば「あーなるほど」と理解してくれるはずです。

・自宅かもしれないけれど、ここは職場です
・会社にいて家族と頻繁に連絡をとる人はそんなにいないですよね
・職場に電話してくるくらいの用件だったらぜひ話しかけてほしいです
こんな感じで私は伝えています。

集中持続テクニック「自宅でも区切りをつける工夫をする」

自宅で仕事してると昼休憩など、けっこうなぁなぁになったりしませんか?
常に”ユルく仕事してる感”があります。

自宅での上手い切り替えができていないだけなんです。
ちょっとしたテクニックで区切りをつけることは可能です。

7 タスクの進捗を頻繁に報告する

自分ひとりで仕事するって激ムズ!

そんなに人間って自分で律することってできないもんだよねって捉えることです。

「いまこんな感じです!」
「15:00までには提出します!」

など上司に情報を上げます。
それが当たり前になるとお互い仕事がしやすくなります。

8 定期的にリモート会議を設定する

やっぱりひとりでやってる感はきついですし、人に見てもらうことで「ちゃんとやろう」となるのは多少はあると思います。

例えば「資料作成レビュー」というスケジュールを入れると、それまでに資料を作らないとなと緊張感持って作業に集中できます。

また特に成果物がなかったとしても同僚とコミュニケーションをとることで、みんなで仕事してるんだなと再確認でき、仕事を前進させようと言う気にもなります。

ここまでには完成させないとなと思ったらまず自分で期限を切って報告の場を作る位置付けのスケジュール登録がおすすめです。

集中持続テクニック「テレワークだからできる楽しみ方」

自宅で勤務でしかできないことを取り入れつつ、楽しみながら仕事もバリバリこなすテクニックをご紹介します。

9 ストレッチ・筋トレでリフレッシュ

デスクワークではずっと同じ姿勢で肩がガチガチになってしまう方が多いと思います。
そんな時にはストレッチや筋トレを効果的に挟むことでリフレッシュするといいでしょう。

血行もよくなりいい気分転換になります。

そして何より「会社だったら絶対できないなー」ってくらい思いっきりやると自宅ならではのメリットも体感し、テレワークの楽しみが増えます。

10 ガッツリを昼寝する

会議の予定などしっかり把握しつつ、空いた時間で30〜90分ガッツリ昼寝をすると、私の場合はかなりスッキリします。

監視されていないメリットを活かし、11時くらいから仕事しながら早めの昼食をとり、昼休み時間中にガッツリ昼寝しています。

慣れるまでは少し体に負荷が掛かると思いますが、慣れてしまえば午前も午後も気持ちを切り替えてフルパワーで仕事に集中できます。

11 くじ引きでタスクを選ぶ

1日のやるべきタスクを一個ずつ紙に書いて折ってトレイ的なのに入れます。
そして今から手をつけるのはどれかをくじ引きで決めるというのをやってみたところめちゃくちゃ面白かったです。

(次はなにかな〜)
(うわーこれかよ!?)

めんどくさいなと思っているタスクも「しかたねぇやるか」とゲーム感覚で楽しめるのです。タスクごとに制限時間を書いておくとさらにゲーム感覚が増えてより楽しんで仕事に集中できます。

「10分休憩」などボーナスタイムも設けたりすると、よりゲーム感が増すのでおすすめです。

コツさえつかめば仕事もプライベートも上手くいく

自由になれる!と期待して始めたテレワークがなかなか上手くできないと諦めてしまうのはもったいないです。

きちんと「仕事モード」と「自宅モード」への切り替えテクニックを習得し、自由に仕事しながら、効率アップさせて自由な時間も増やせたら人生さらに楽しくなるでしょう。

今回ご紹介した方法の中で、少しでもピンときたのがあればぜひ実践していただき、仕事もプライベートも両方の質の向上に役立ていただけると幸いです。

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