レッドブルからもオーガニックドリンクが登場
2018年6月にレッドブル(RedBull)から発売されました。それは新しいフレーバーやカロリーが少ないといったものではありません。全く新しいコンセプトのドリンクです。
その名もオーガニック炭酸飲料「Organics by RedBull」
レッドブルといえば「RedBull 翼をさずける」のキャッチフレーズでおなじみの世界的に有名なエナジードリンクのブランドです。
サッカーやF1、エアレースなど世界のトップアスリートやトップチームのスポンサーとして活動しており、スポーツ中継の番組を見ていてレッドブルの広告を見ないことはほとんどありません。
一方で、「オーガニック」とは食の安全や自然環境を配慮し、農薬や化学肥料を一切使用せず、第三者機関から認定された農作物のことをいいます。
少し値段が高いイメージを持つ方が多いかもしれませんが、健康志向が高まっている現代ではオーガニックな食品が選ばれる傾向にあります。
そんな”オーガニック”なドリンクをレッドブルはなぜ発売したのか。
登場した「Organics by RedBull」とはどんなドリンクなのか。
今回はこれらを中心に『オーガニック』と『レッドブル』のタッグについて書きましたのでご覧ください。
世間から求められていたオーガニックドリンク
農林水産省が認めた「Organics by RedBull」
まずは気になる「Organics by RedBull」についてです。
Organics by RedBullはオーガニック素材で作られ、農林水産省認定のJAS規格を満たしたオーガニックドリンクです。あとで述べますが、3つのフレーバーが楽しめる炭酸飲料です。ちなみに、このOrganics by RedBullは”エナジードリンク”ではないので「翼を授かる」ことはできません。そこが少し残念な部分ではあります。
その代わり、使われている素材には人工香料・人工甘味料・リン酸などの添加物は一切含まれていません。例えば、シロップの原料の砂糖には自然栽培された”てんさい”が使われているので、自然由来の風味を楽しむことができます。
また、タンパク質や小麦、乳成分は一切入っていないので、ベジタリアンやヴィーガンの方でも飲むことができます。
オーガニックには厳しい条件とその目的がある
次に「オーガニック」について書いていきます。オーガニック（有機栽培）とは、一定の農場で3年以上、農薬と化学肥料を使わずに栽培した農作物のことをいいます。”食の安全”、”自然の環境”、そして”働く人の環境”に配慮し、厳しい条件をクリアしたもののみが対象となります。さらに、自称ではなく第三者機関から認定を受けることで「オーガニック」と表記することができるのです。
そして、オーガニックには以下の5つの目的があります。
・1:環境を健全に保つこと
・2:体に良いものを食べ、健康を維持すること
・3:自然の動物や植物と共生すること
・4:地域の文化を大切にすること
・5:人を大切にする健全な社会を作ること
ただ健康に良いという理由で作っているのではなく、これらを果たすために「オーガニック」は存在するのです。
なぜレッドブルがオーガニックを？
冒頭でも説明した通り、レッドブルはエナジードリンクで有名です。
そのレッドブルがなぜいまオーガニックドリンクを出したのでしょうか。
それはズバリ、消費者の需要が高まっているからです。ただ美味しいものを食べる、できるだけ安く食べるような考え方は減ってきており、健康意識の高まりから値段は多少高くても体に良いものを選ぶ人が増えてきています。その需要に応えるためにレッドブルはオーガニックドリンクを開発したそうです。
カフェインまでもが自然栽培
具体的に使われているオーガニック素材にはこんなものがあります。
・砂糖
自然栽培されたてんさいを使用しており、人工甘味料は一切使用しておりません。
・カフェイン
原料に自然栽培されたコーヒー豆を使用しています。
コーヒーは、世界で最も大量の化学物質に触れている食品の１つと言われています。コーヒーを育てる農場には標高などが厳しく決められており、その条件で栽培しつつ一定量の収穫を確保するのに農薬を使わざるをえなかったり、商品となるまでに繰り返される洗浄の過程で多くの薬品が使われているのです。
・カラメルシュガー・シロップ
自然栽培のてんさい由来の砂糖を熱処理したものを使用しています。そのおかげで、自然な風味を味うことができます。
ラインナップは3種類
味は「シンプリーコーラ」「ビターレモン」「ジンジャーエール」の3種類です。
「シンプリーコーラ」はレモンの風味と苦味がするちょっと変わったコーラです。甘みは抑えており、好きな人はハマりそうな少しクセのあるドリンクです。
「ビターレモン」は濃縮されたオーガニックレモンの果汁がブレンドされており、レモンの酸っぱさも感じられるキリッとした大人な味わいです。
「ジンジャーエール」は缶の表記には”スパイシー “と書かれていますが、実際に飲んでみると甘みがあり、ほのかに香る生姜の香りが楽しめます。ジンジャーエールです。
いつもと違う選択肢を、レッドブルから
どうせ飲むなら体にも、地球にも、労働者の方にも優しいドリンクを選べば、それだけで気分がいいですよね。ベジタリアンやヴィーガンの方も飲むことができるので、この喜びをより多くの方で分かち合うのにぴったりなドリンクです。
全国の一部のコンビニやスーパー、ドラッグストア等で販売しているので、見つけたらぜひ手にとって試しに飲んでみてください。
