CR7という男
「CR7」これは現在のサッカー界に君臨するあるスーパースターの愛称です。
全世界で競技するプロサッカー選手の中で、年間の最優秀選手に選ばれた選手に贈られる特別な賞「バロンドール」(フランス語で「黄金の球」という意味です)。
1度でも受賞できれば選手にとっても非常に素晴らしいことですが、その賞を5回も獲得したのが現代サッカーのスーパースター・クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)。
「CR7」は彼の名前である「Cristiano Ronaldo」の頭文字と彼のお気に入りの番号である「7」を合わせたものです。
サッカー界の歴史において、バロンドール5回受賞は、バルセロナ(スペイン)で活躍するリオネル・メッシ(アルゼンチン)に並び2人しかいません。
個人タイトルを総なめにし、33歳となった今でもサッカー界のトップで走り続けるクリスティアーノ・ロナウド(以下C・ロナウド)という人物とはいったいどういうアスリートでしょうか?
今回は彼自身の輝かしい実績、サッカーにかける壮絶な努力と、そのモチベーションを維持する情熱の源泉についてクローズアップしました。
C・ロナウドのこれまでの驚異の経歴
16歳でプロデビュー!?
C・ロナウドは、1985年2月5日ポルトガルで生まれ16歳で国内リーグのスポルティング・リスボンとでプロデビューを果たしました。
爆発的なドリブルスピードや足先のテクニックで他の選手を圧倒。その次の年には、当時指揮していたアレックス・サー・ファーガソン率いるプレミアリーグ(イングランド)を代表するクラブであるマンチェスター・ユナイデットへ移籍。類稀なる才能を発揮し、2008年には欧州No.1を決める大会であるUEFAチャンピオンズ・リーグ(以下CL)優勝へと導き、個人タイトルでは大会MVP、そして初のバロンドールを受賞しました。
その後、CL歴代最多受賞を誇るリーガ・エスパニョーラ(スペイン)の名門レアル・マドリーへ移籍。
当時のサッカー界史上最高額の8000万ポンドの移籍金で獲得。
チームを前人未到のCL3連覇に導き、2017年には自身5回目となるバロンドールを受賞。
レアルでの9年間のキャリアで、試合出場438試合中451ゴールを決め、今現在レアル・マドリー歴代最多得点選手となってます。
また、ポルトガル代表としても活躍。2016年に行われたヨーロッパ各国の代表チームによって争われるサッカーの大会・UEFA EUROではポルトガル初優勝に貢献しました。
クリロナ新章〜ユヴェントスへ移籍〜
33歳にして肉体年齢は驚異の20歳!?
2018年に9年間プレーしたレアル・マドリーを去り、セリエA(イタリア)王者・ユヴェントスに移籍を果たす。
ユヴェントスは移籍金として1億ユーロ(約131億円)を投資しての獲得です。莫大な移籍金や電撃発表で世界中の人に衝撃を与えましたが、最も衝撃を与えたのがユヴェントスでの身体検査の結果です。
診断結果、実年齢は33歳ですが、彼の肉体年齢はなんと「20歳」と判明した。美しい肉体を維持できているのは日々の限界まで追い込んだストイックなトレーニングはもちろん、食事にも気遣った生活を送っていることが起因しているかもしれません。
高カロリーなものやアルコールを抑え、魚や野菜、フルーツといったシンプルで栄養価の高い食事を中心に摂るそうです。
彼は良いトレーニングには、バランスの摂れた食事があってこそだという考えを持っています。数時間・短期的なことではなく、長年継続して体と向き合いながらのトレーニングと食事こそが今の美しい肉体を保つ秘訣なのかもしれない。
また、彼はタトゥーをせずタバコも吸いません。
慈善活動にも積極的で、献血のボランティア活動をしていることもあり、誰よりも健康に気をつけていることがわかりますね。
サッカーに対する飽くなき情熱と向上心
彼は11歳で親や家族と離れ、単身サッカー漬けの人生を送ってきました。
寂しさや辛い経験をしながらも、自分は必ずサッカーで成功すると信じてここまでプレーしてきたそうです。もちろん彼には才能もあります。
ただ、彼は誰よりも努力を続けています。
オフの時間も練習時間の前から誰よりも先にトレーニングして汗をかいています。数字や成績を残すことでしか生きることができないスポーツの世界で、日々の食生活や体のメンテナンスにこれだけこだわりを持っているからこその圧倒的な結果なのだと感じます。
賞賛を浴びるたびに、モチベーションとプレッシャーを感じながらも、「情熱」を持って全ての事象を受け入れて今あることに集中する。
今やるべきこと、達成したいことに効果のあることのみを優先順位をつけて誰よりも貪欲に取り組む姿勢や意識は、どんな目標達成においても非常に大事なことですね。
まとめ
今回はC・ロナウドから学ぶ流儀をご紹介しました。
世界のトップ選手であっても、現状に満足せず、どこまでも情熱を持って誰よりも努力することの重要性を筆者自身が学びました。
みなさんも一生付き合っていく仕事に対し、情熱を持ってどこまでも目指してみてはいかがでしょうか?その過程の中で、新たな出会いや発見、または成功や失敗など様々な経験をすることにより、過去の自分よりもさらに人間的な深みを増し、目標を達成できると心から信じて。