コーヒーはお好きですか?
コロナ前に通勤していたときは、毎朝会社近くのカフェでコーヒーを買ってからオフィスに入るのが毎朝のルーティーンだった。
その名残でいまも家ではコーヒーを飲みながら仕事をしている。
そういう方多いですよね。
私も根っからのコーヒー好きで、仕事中はほぼ毎日と言っていいほど飲んでいます。
毎日飲んでるコーヒー。
せっかくだからもっとこだわってみたい。
そんなコーヒー好きな方におすすめなのが、コーヒーミルです。
コーヒーミルを使えば、豆を挽くときの香りの広がりや、挽きたての味が味わえるので、ご自宅でのいつものコーヒータイムをより楽しむことができます。
今回はコーヒーミルの魅力と種類についてご紹介します。
ミルだから挽きたての香りと味を味わえる
おすすめする理由はシンプルにこの2つ。挽きたての「香り」と「味」を自宅で楽しめるから。
・挽きたての香りが楽しめる
コーヒー好きの人で淹れているときの香りも好きだという方は多いと思います。
コーヒー豆を挽いて豆が弾けるとき、ローストされたことによって凝縮されたコーヒー本来の香りが広がります。カフェに入ったときに漂ってくるあの香ばしくてやさしい香りです。
ひと手間加えるだけであの香りを自宅でも楽しめるとなると、いつものコーヒータイムもより楽しみになってきますよね。
・挽きたての味を楽しめる
コーヒー豆を挽いた「コーヒー粉」は実はとってもデリケート。コーヒー粉は空気に触れるとすぐに酸化が始まり、味が損なわれていきます。そうすると、せっかくお気に入りのコーヒー豆を手に入れてもその味を十分に楽しむことはできません。
コーヒー豆を販売してるほとんどのカフェでは、購入した豆を店頭で挽いてもらえることが多いですが、一般的なひと袋の量は250g。
マグカップ一杯分のコーヒーを淹れるのに必要なコーヒー粉は大さじ2杯(10g)ですので、ひと袋を一度に挽いてしまうのは少しもったいないのです。
そんなときに自宅にコーヒーミルがあれば、飲む直前に挽いてコーヒーを淹れることができるので、挽きたてのコーヒーを味わうことができます。
挽くときは「量」「均一」「淹れる器具」がポイント!
コーヒーミルの良さを知ったあとは、実際に使うときに気をつけていただきたいポイントをご紹介します。
①淹れるときに、淹れる分量だけ
先述の通り、コーヒー粉はとってもデリケート。なので、挽くときは”挽きだめ”をせず、淹れる分量だけ。つまり、そのときに飲む分だけ挽くことがポイントです。
毎回挽くのは手間だと感じるかもしれませんが、その都度挽くからこそ挽きたての香りと味が楽しめるのです。
②均一に挽く
挽き具合にムラがあると味のムラにつながり、コーヒー豆本来の味が楽しめません。
あとで紹介する手動タイプのものは一定のリズムで回すこと、電動タイプのものは挽く時間を調整することで均一に挽くことができます。
③淹れる器具にあった挽き具合にする
どの抽出器具で淹れるかによって、コーヒー豆の挽き具合が変わります。
ペーパーフィルタを使う際はコーヒー粉がお湯に触れる時間が比較的短いので、”中細挽き”。ちょうど、グラニュー糖くらいの粒の大きさです。
コーヒープレス(フレンチプレス)のように、お湯に触れる時間が長いもので淹れるときは、粗めに挽きましょう。
ゴリゴリと挽くときの音と感触と香りに魅了され、つい夢中になって挽きすぎないようにしましょう(経験者語る)。
手動タイプは挽く感触と香りが楽しめる
ここからはコーヒーミルの種類について、それぞれの良さと有名なコーヒーミルを合わせてご紹介します。
まずは手動タイプ。その良さはなんといっても挽いてるときのゴリゴリといった感触です。
“ひと手間加えている感覚”が味わえる時間でもあります。
コンパクトで、置いてるだけでオシャレに見えるところも、実は重要です。
また、刃がセラミック製のものがおすすめ。水洗いできて手入れが簡単ですし、金属刃特有の金属臭もありません。
・Kalita「コーヒーミル KKC-25」
出典:Kalita HP
Kalitaは日本が誇るコーヒー機器の総合メーカーです。3つ穴があいたドリッパーが有名で、このドリッパーとペーパーフィルタを組み合わせた「カリタ式」はコーヒー好きなら一度は聞いたことがあるはずです。
そんなKalitaの手動ミルのなかではセラミック刃の「コーヒーミル KKC-25」がおすすめです。受け皿の部分がスケルトンでシェイプがかかったフォルムなので、とってもスタイリッシュ。見た目のオシャレさが抜群です。
・HARIO「セラミックコーヒーミル・スケルトン」
1921年の創業時から耐熱ガラスにこだわり続けた日本のメーカーで、天然鉱物100%の耐熱ガラスは環境に配慮された「煙突のない工場」で作られています。
こちらも同じく水洗いできるセラミック刃の手動ミルですが、受け皿の部分が少し大きく、フタができる構造になっているのが特徴です。少し多めに挽いてもしばらくは保存することができます。
・ブルーボトルコーヒー「コーヒーミル・Ⅱ ミニ」
サードウェーブとして数年前に日本に上陸し、清澄白河にロースタリーを併設した1号店を出店しました。いまでは主要な駅などにカフェがあり、いつもレジには列ができていますよね。
ブルーボトルコーヒーも多くのおしゃれなグッズを販売しており、ミルもその一つです。「コーヒーミル・Ⅱ ミニ」ももちろんセラミック刃。
また、全体がステンレスで統一されたスラッとした佇まいが素敵です。
ボタン一つで挽ける手軽さと素早さが特徴の電動タイプ
朝やお昼に、そんなに時間をかけたくないけど挽きたてのコーヒーが飲みたいという方には電動タイプがおすすめ。一度に挽ける量も多いので、多めに淹れたい方にも。
・デロンギ「カッター式コーヒーグラインダー KG40J」
出典:デロンギ・ジャパンHP
デロンギはオイルヒーターやファンヒーター、フードプロセッサーなど家庭用・業務用電化製品を取り扱ってるブランドです。コーヒー器具関連は有名カフェの店頭で販売されているほどの知名度です。
こちらのグラインダー(電動ミル)は電動でありがながら、コンパクトなのがいいところ。大きくて場所をとるイメージがありますが、こちらであればスマートに挽くことができます。
また、挽くときも簡単で、豆を入れてフタをしてフタを押し込むだけ。押し込む時間によって挽き具合を変えることができます。
・メリタ「フラットカッターディスク コーヒーグラインダー」
出典:メリタジャパンHP
ヨーロッパをはじめとする世界150ヵ国で販売するメリタも、コーヒー好きならよく見るブランド。いまもっともポピュラーな淹れ方である、コーヒー粉をろ紙でこしてコーヒーをいれる『ペーパードリップシステム』を考案したメリタ・ベンツさんが創業者なのです。
そんなメリタのこちらのグラインダーの特徴は2つ。17の目盛りで挽き具合を細かく設定できることと、2杯から14杯まで飲むために必要な分量を挽けること。
このおかげで自分の好みにあった味を出せますし、最適な分量で淹れることができます。
・ラッセルホブス「マットブラックコーヒーグラインダー 7660JP-BK」
イギリスに1952年に誕生したラッセルホブスは、なんと自動電源OFF機能を初めて搭載した電気ケトルの発売した会社なのです。電気ケトルはほぼみんなが持っていると言っても過言ではないですよね。
そんな調理器具メーカーであるラッセルホブスのグラインダーはマットな黒さがオシャレ。置いてあるだけでもかっこいいですね。そして、刃が特殊な形状をしているので挽きムラが少ないことも特徴の一つです。フタもクリアなので挽き具合を確認しやすくなってます。
大好きなコーヒーだからこそ、淹れるまでの時間も楽しむ
ミルでコーヒー豆を挽くことで、自宅で挽きたての香りと味を体感できます。
せっかくなら、ただ美味しいコーヒーを飲むだけじゃなく、淹れるまでの『コーヒー体験』も充実させてみませんか?
いつものコーヒータイムをより楽しむために、ひと手間加えるおすすめでした。