2018年、平成も終わり2019年に近づいています。毎年、さまざまな天災が起こりますが、今年は平年と比べて台風・地震と自然災害の発生が多かったのではないでしょうか。特に今年は”北海道胆振東部地震”が記憶に新しいですね。
”北海道胆振東部地震” は午前3時と深夜に発生したため、自宅にいた方が多かったのではないでしょうか。自宅の場合であれば、地震対策の地震セットや食料・衣服・生活品等を準備している方も多いと思います。しかし、地震はいつ何時に発生するかわかりません。
帰宅時にあると便利なオススメなアイテムから、前回は【台風】が発生した際のアイテムを紹介しましが、今回は【地震】が発生しても帰宅時にあると便利なオススメなアイテムを紹介します。
1. ラジオ
災害時にまず考えることは、自分が安全な場所にいるかどうかではないでしょうか。例えば、内勤の方は会社からの指示で適切な場所へ避難できると思います。しかし、避難できない場合や営業で外回りの方は安全な場所の情報が必要ですね。
今では、スマホでネット上から情報を得る場合が多いと思いますが、ネット上は時に誤った情報が流れている場合があります。また、災害のレベルにもよりますが電波が圏外になることも想定されます。
そんな時は、ラジオから情報を得ることも一つの手段です。ラジオは正確な情報が得られることに加え、さまざまな災害時に役立つ機能を備えているものもあります。今回は多機能かつスマートに使うことができるラジオをピックアップ。
多機能手回し充電ラジオライト
○ポイント
・手回転・USB充電方式を採用しているため、USBインターフェースを接続し、お手持ちのスマートフォンなどを充電することができます。電源がない緊急事態の下でさらに手を動かして発電することができます。
・災害が発生した時に外部の情報を受信し、救援の状況と進捗を理解する。普段はニュースや音楽の情報を受け取ることができます。
・長持ちする3種類のLEDランプがあり、人名救助に役立ち、夜間に明かりを灯すことが可能です。
2. ひざかけ・毛布
大規模な地震が発生した際、各種交通機関が麻痺することが考えられます。その影響で、会社から自宅へ徒歩で帰路へ就くことや、交通機関が復旧するまで避難所へ誘導される場合があります。そのような状況下では、防寒対策について気にする女性の方は多いのではないでしょうか。そんな時に、デスクに収納できる防寒グッズがあると心強いですね。
防災用ブランケット
○ポイント
・緊急時や災害時の防寒や防暑に役立ち、薄くて軽いため折りたたんで収納できます。
・アルミニウム上蒸着OPPを使用しているため、断熱性に優れます。
・3 枚入りのため、同僚などにシェアすることが可能です。
3. 食料
帰宅時に地震が発生することを想定すると、多くの会社では非常食を準備されているのではないでしょうか。しかし、どのくらいの量や日にちの非常食があるかは勤めている会社によると思います。まずは、会社にどのくらいの非常食があるのか確認することも大切ですね。
また、出張や現場作業が多い方の場合は、しっかりと非常食の備えをすると良いと思います。しかしながら、常に持ち歩くことは面倒ですし、何が適しているかわからないことも多いのでは。そんな方へ今回は非常食を選ぶときのポイントをまとめてみました。
・賞味期限の長さ
いつ発生するのかわからない自然災害は、発生規模の予測も難しいですよね。十分の量に加え、長期保存が可能な非常食があると心強いと思います。科学技術の発展により、現代の非常食は長期間保存が可能な食べ物が多いです。一般的に用いられる非常食の乾パンや乾麺類は、5年も保存が可能です。そして、フリーズドライ製法を採用した特殊技術を用いた非常食は、なんと25年も保存が可能です。このような長期保存が可能な非常食を参考に、デスクにおけるものがあると心強いですね。
ちなみに、日本の食卓でよく見かける食べ物で、100年も保存が可能なものがあります。皆さんお馴染みの天日干しされた梅干しです。天日干しされた梅干しは塩分濃度18%以上のため、腐らないそうです。
・栄養素が十分か
災害時の食事は、満足な食事が得られることは少ない場合があります。長期保存に向いている食料として、乾パンや乾麺、高カロリーなチョコレートなどの非常食を常備している家庭や会社も多いのではないでしょうか。先に挙げた乾麺やチョコレートなどは、高カロリーで長期保存が可能であり、また主食中心の非常食が多く、被災者に満腹感を与えてくれます。
災害のストレスは相当なものですが、満腹感があると被災に対するストレスが減少すると言われています。
しかし、過去の震災から災害時に一番食べたかった料理は「野菜類」との回答が多いそうです。高カロリーや主力中心になることで、栄養素が偏り便秘や体調を崩す被災者が多いとのこと。現代では、このような野菜類の非常食の重要性が見直され、各メーカーにて野菜を意識した非常食が開発されています。
・簡単に調理できるものか
災害時は、普段当たり前の調理ができなくなるため、より簡単に食事を摂ることが重要となります。火や電気を極力利用しないような非常食は多いですが、最近では水だけで調理可能な非常食も増えています。
・おいしく、飽きずに食べられるか
皆さんは非常食にどのようなイメージをお持ちでしょうか。乾パンや乾麺、パサパサした食料や味が薄いなどのイメージはお持ちでしょうか。もちろん、そのような非常食はあり、災害時だから仕方ない、と我慢して食べられるかたもいるかと思います。しかし、一般的な方は数日で飽き、その食生活にストレスを感じ始める方も多いです。だからこそ、おいしく、飽きないような非常食が近数多く開発されています。中には災害時でなくても食べたくなるような非常食もありますね。
非常食選びに意識すべきポイントを記載しました。近年の非常食はさまざまなものがあり、特に注目されているのが永谷園が供給元の「サバイバルフーズ」です。
サバイバルフーズ
25年の超長期保存が可能で、調理も簡単で豊富な栄養素を含んだ美味しい非常食を提供しています。非常食とは思えないような、おいしそうな料理が多数あり、災害時の食事が楽しみに変わるかもしれませんね。
また、近年では、「災害食大賞」と呼ばれる非常食の機能性やおいしさを競うコンテストも開かれているようです。
災害食大賞
「おいしさ部門」、「機能性部門」、「新製品部門」と3つの部門からグランプリを決めるのですが、それぞれのクオリティが高く非常食の進化を垣間見ることができます。この機会に非常食について知り、しっかり備えることでいざ災害が発生しても安心な状態にできると良いですね。
4. 日用品
災害時、とっさに使いたいものがない状況が続く場合が多いのはないでしょうか。”備えあれば患いなし”ということわざがあるように、しっかりと事前の準備があれば恐れるものはありません。
しかし、災害時は予想外のことが多く、実際何を準備すべきかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで、震災時にあれば役立つアイテムを何点かピックアップ。災害時の備えとして、帰宅時に便利なアイテムとしてご覧ください。
・靴擦れ防止用ジェル
震災時、帰宅の目途が立たず避難所への移動で、場合によっては長距離を歩く場合があります。
そんなとき、特に女性はヒールなどで移動しなければならない状況も想定されますね。
その場合、靴擦れが懸念されます。そんなとき、「靴擦れ防止用ジェル」があると、足への負担が軽減され歩きやすくすることもできます。
小さなアイテムのためデスクに置きやすく、いざというときに便利なアイテムですね。
・メモ用紙とペン
スマートフォンでのやり取りが増えた現代、震災時は電波が圏外となったり電池がなくなったりなど、使えなくなることが想定されます。
例えば、家族や友人、同僚との連絡が途絶えたときに置き紙などで自分の場所を伝えることは、先の震災でも有効だとの報告もあります。
科学技術が発展した現代社会がとても便利になったとしても、アナログな手段は昔と変わらず有用なようですね。
・常備薬
いつ帰宅できるかわからない震災時、持病持ちの方や常備薬が必要な方は普段から多めに常備しておくと、いざというときに安心ですね。
内勤の方は自分のデスクに、多めに置けるかと思います。少しでも多く準備することでいざというときに心強いですね。
・ラップ
災害時、意外と重宝されるのが「ラップ」です。食事面、医療面など、さまざまな場面で利用できます。
食事面
ラップをお皿に巻き、食事の際にラップを毎回取り換えるだけで、毎回のお皿を洗う必要はなくなります。そのため、お皿を洗う手間が省け、また節水につながり、震災時の貴重な水を使わなくて済みます。
医療面
けがをして、出血が出た際にラップを巻くことで応急処置ができます。緊急用のガーゼや止血対策も可能で、密閉されるため感染症のリスクを下げることができます。
まとめ
地震が発生する際に役立つ、帰宅時のアイテムをまとめてみました。帰宅途中に地震が発生した際にも余裕を持って対応ができる予備知識を備えておければ、災害への備えが十分な状態で仕事に臨むことができるのではないでしょうか。