なぜ今感度の高いキャリアウーマンは旅に出るのか!キーワードは「非日常感」

パリッとしたストライプのシャツにタイトスカート。いわゆる「できる女子」スタイル。誰もがご存知であろう、昨年大ブレイクした女芸人のネタのセリフの中でも使われている『キャリアウーマン』という単語。この言葉は、いまや一般的な単語として会話の中で使われることも多い。

つらい仕事でも文句を言わず長時間働くサラリーマンのことを「社畜」と呼んだりもするが、一般的に皮肉を込めて使われる造語であるそれともまた違うニュアンスを含む「キャリアウーマン」。

今そう呼ばれる女性たちは、仕事だけじゃなく、プライベートの時間の使い方にもこだわりをもち、妥協を許さない。仕事とプライベートの両方取りをしていくことが当然、いわゆるかっこいいキラキラ系女子のことなのだ。


なぜキャリアウーマンは一人旅なのか?

そんな感度の高いキャリアウーマンたちが、貴重な休日の過ごし方として「一人旅」を選択することが注目されている。

若者の旅離れが進む中、あえて彼女たちが「一人旅」に出るのはなぜなのだろうか?

上述のとおり、「キャリアウーマン」と呼ばれる女性たちは、個人差はあるものの『仕事が充実しており、やりがいを持って働いている』という自負を持っている。ただしその反面、日々の残業や接待、時には無能だが横柄な男性に立ち向かっていくストレスもあり、休日には振り切った開放感をもとめ、現実から逃避したいことだってある。

とはいえ、もともと向上心が強く、新しいものを求める傾向がある彼女たちの生態から言って、ただただ漠然と旅行に行く、というのでは物足りない。たまの旅行にだって、目的をもったり、刺激や自分の成長を求めたいと思う。

「これをみたい」「こんな体験をしたい」という目的やテーマをもって旅に出て、それを達成して、自分の成長を感じる。

たとえそれが、がちがちに目的の決まった旅行でなく、ノープランのぶらり旅であったとしても、「今回の旅行では、あえて旅程をたてずに、その自由気ままさを楽しもう」といった、彼女たちの目標達成があるのだ。

◎一人旅の魅力◎
・自由に自分で選択をしているという実感。圧倒的解放感
職場でルールや上司に束縛されているストレスの発散

・日程や行き先、過ごし方を周りにあわせくてよい。
日々周りに気を使っているからこそ、たまには周りの意見や目を気にするところから解放されることが大切。

・自分と向き合う時間を作れる
日々の忙しさの中で忘れていた、自分のこれからの将来と改めて向き合う時間に。

リフレッシュには『非日常感』

さらに、彼女たちが「旅」に出る大きな理由の一つが、『非日常感』を味わいたいという感情だ。

それは、年頃の女性がディズニーランドを「夢の国」と呼び、日常から切りはなされた非現実的な世界に浸るために、リピーターとなって繰り返しディズニーランドに通う、その理由と類するものとも言える。

非日常感を欲するということは、逆に今の「日常」から抜け出したいという欲望の表れ。
日常生活にかかわる様々な煩わしさから一次的に逃避することで、リフレッシュすることができる。また、新たな刺激を受けて視野が広がることで、これまでと同じ日常に戻ったときも、違うアンテナを立てることができるようになる。

向上心が高く刺激をもとめる今のキャリアウーマンたちは、おなじ「一人旅」をする際でもよくある定番のパッケージ旅行だけでは満足しない。ふだんだったら選ばない「贅沢旅」であったり、農業体験や職人体験など、未体験を伴うような旅行だったり、はたまた「離島」や「ジャングル」を訪れるようなまさに日常離れしたような旅行だったり・・

よりオリジナリティを求めていく傾向があるのは非日常感のためである。


まとめ 

一昔前までは、女性には少しハードルが高いと思われていた「一人旅」。ネット社会が進みリアルタイムで情報が取れる昨今、誰もが気軽にチャレンジできる時代となりつつある。

人生100年時代と言われる中、自分の理想的な生き方を真剣に考えるキャリアウーマンたち。
プライベートを充実させることで、気持ちをリフレッシュし、新たな視野を手に入れることで、また始まる日々の仕事の活力とできるかがキーとなるだろう。

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