小学生の頃に「社会科見学」で体験した驚きを、大人になった今だからこそ楽しめる場所に行って体験することがブームになっています。
そんな、シルバーウィークにおすすめの「大人の社会科見学」スポットを、前回の記事に続いてお伝えしていきます。
小学生の頃に行った「社会科見学」といえば、ダムや食品・機械の製造工場などがメジャーでしょうか。普段見ることのできない景色や、普段見る商品の裏側を見て心を弾ませたことを思い出しますね。
工場の中でも、ふだん飲んでいる飲み物の工場の面白さは格別。自分の手元に届くまでに、こんな風になっているのか!とワクワクします。
今回は、ビール党にはたまらない“ビール工場”、その中でも関東圏内の施設をご紹介します。大人だからこそ、飲みながら楽しめるスポット5選をご紹介します。
1.プレモル発祥の地 “サントリー武蔵野ビール工場”
新宿駅から電車で30分、駅からはバスで10分程度で到着するアクセスの良さが魅力のこちらの工場。予約をすれば、無料のガイドツアーに参加することができます。
サントリーのビールといえば、最も有名な銘柄が「プレミアム・モルツ」ですよね。
実はその「プレモル」の発祥の地がこちらの武蔵野ビール工場なのだとか。
その製造方法を知るところからはじまり、素材選びについての解説や仕込み設備の大きなタンクなどを見学することができます。
過去に使われていたタンクの中を通ることもでき、写真スポットになっています。
もちろんツアー終了後は、工場で出来たての最大3種類のプレミアム・モルツを飲むことができます。泡たっぷりの出来立てのプレモルは絶品ですよ。
サントリー武蔵野ビール工場
〒183-8533 東京都府中市矢崎町3-1
営業時間:9:30〜17:00
休業日:年末年始・工場休業日(臨時休業あり)
見学ツアー 無料(要予約)
2.海辺でビールを楽しむ “サッポロビール 千葉工場”
千葉県船橋市にある、広々とした工場がこちらのサッポロビール 千葉工場。
「マリンハウス」と名付けられた、東京湾を望む風景が美しい場所です。
関東に出荷される「サッポロ生ビール黒ラベル」を生産する一大拠点になっているそう。近隣の駅から無料シャトルバスに乗って行くことができ、もちろん工場見学も可能です。
見学コースでは「黒ラベル」の歴史や製造工程を見学し、最後に3種類の黒ラベルとおつまみがいただけます。お土産として千葉工場のオリジナルグラスもついてくるそうなので、旅の思い出に持ち帰ることができます。
併設されたレストランではジンギスカンも食べられるので、海を見ながらできたてのビールをたっぷり楽しんでくださいね。
サッポロビール 千葉工場
所在地:〒273-0014 千葉県船橋市高瀬町2番
営業時間:10:30~17:00
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日
見学ツアー:大人 500円、中学生~20歳未満 300円、小学生以下 無料
(試飲3杯まで・オリジナル記念品付き)
3.zオリジナルビールも作れる!“キリンビール 横浜工場”
横浜市内にあるキリンビール 横浜工場は、工場にも関わらず、敷地内にビオトープや芝生広場があるなど、緑があふれる場所で、公園に遊びに行くような感覚で訪れることができます。
見学コースは、主力商品である「キリン一番搾り」の製造工程を見学できるほか、庭園をめぐりながら生き物の様子や環境への取り組みを知る“自然の恵みを感じるツアー”やクイズに答えながら見学する“ファミリーツアー”、そして“ビール作り体験教室”もあります。
自分の好きなビールの種類を選び、自分で仕込みをして約6週間後に自宅に届けられるオリジナルビールは、見学を終えてからの楽しみも残るイベントです。
もちろん、各コースには最大3種類の試飲がついてきます。併設レストランも2つあり、家族で訪れても、カップルで訪れても、たっぷり楽しい休日を過ごすことができますね。
キリンビール 横浜工場
〒230-8628 神奈川県横浜市鶴見区⽣⻨1-17-1
営業時間:10:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は営業、次の平日が休館)年末年始休館 ※臨時休業り
見学コース:ビール工場見学のコースは無料、その他コースについてはホームページをご確認ください。
4.ビール工場以外も散策して楽しむなら “アサヒビール神奈川工場”
神奈川県足柄市にあるアサヒビール神奈川工場は、都内からは特急列車を使って2時間弱と若干距離がありますが、小旅行とあわせて行くのがおすすめです。
見学コースはたっぷり90分ほど。映像に始まり、ビールの原料である麦芽・ホップに触れるコーナーから、びん詰め・缶詰のラインが稼働するところや品質管理の様子なども実際に見ることができ、工場見学の醍醐味をたっぷり体験できます。
もちろん試飲もあり、看板商品の「アサヒスーパードライ」など数種類の中から3杯まで飲むことができます。
工場見学のあとには、周辺の観光地を訪れるのもおすすめです。足柄エリアには、桜・あじさいなど季節の花を見ることができるスポットや、600年の歴史がある大雄山 最乗寺、「日本の滝100選」「全国名水100選」にも選ばれた洒水の滝など、少し足を伸ばせば行ける観光名所も多数あります。
ビール工場見学とあわせて、リフレッシュできる日帰り旅行が楽しめますね。
アサヒビール神奈川工場
神奈川県南足柄市怒田1223
見学スタート時間:9:30~15:00(最終)
休館日:不定期 詳しくはホームページをご確認ください。
参加費:無料(予約制)
5.都会のど真ん中でデートにも “ヱビスビール記念館”
最後にご紹介するのは、工場ではないのですがとても有名なのでご紹介します。
それが、恵比寿ガーデンプレイス内にある「ヱビスビール記念館」です。
「恵比寿駅」の駅名の由来にもなっているヱビスビールが生まれたのがこの街です。
高級感あふれるミュージアムでは、500円で見学ツアーに参加が可能です。都会のど真ん中にありながら、かつて使われていた仕込み釜やヱビスビールの歴史を見ることができます。
もちろん最後には試飲つき。おつまみつきで2種類の飲み比べができ、飲み足りない方にはテイスティングサロンでその他のビール・ビアカクテルも、通常よりもかなり割安で飲むことができます。
仕事終わりに訪れることもできるので、近場でのデートにもぴったりですね。
ヱビスビール記念館
〒150-8522 東京都渋谷区恵比寿4-20-1 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間:11:00~19:00(ヱビスツアー最終回 平日17:10 / 土日・祝日17:30)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日
ビール工場見学ほろ酔いで童心にかえるシルバーウィークを過ごそう
試飲ができることはもちろん、知識が増えて普段ビールを飲むときにも自慢できる話ができたり、いつもよりも安く出来たてのビールが飲めたりして、ビール工場の見学は魅力たっぷりです。
また、ビール工場はやや郊外にあることが多いため、海などきれいな風景を見ながらビールを楽しんだり、周辺の観光地を訪れたりも楽しみのひとつになります。
大人になったからこそ、ビール工場の社会科見学はまた一段と楽しめますね。
ぜひお好みのビール工場を見つけて、シルバーウィークに行ってみてくださいね。
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