「今のままでもいいけどなんだかな~」
「このままでいいのかな~」
現状に大きな不満はないけれど、どこか物足りない。
本当は今の自分よりももっと良くなりたい。
今回は、今の自分の人生に100%満足はいっていない、そんなモヤモヤを抱えている方におすすめなマンガ『バラ色の聖戦』をご紹介します。
この作品の主人公は銀行員の夫、二人の子どもを持つ30歳の真琴。
旦那もいて、子どももいる真琴が、ひょんなことからモデルになるという夢を見つけ、夢に向かって努力していく姿が描かれていきます。
夢のために新しい一歩を踏み出しチャレンジする姿、どんな困難にもめげず、ただ夢の実現だけを見つめる姿勢に、励まされる作品です。
アラサーの人生再生記『バラ色の聖戦』とは?
旦那と子どもの世話を一生懸命することが生きがいと思い、専業主婦として家族に尽くしてきた30歳の真琴。しかし、旦那に浮気をされたことをきっかけに「家事や子育てに忙殺され、女を捨てたままでいいのか?」と、自分の生き方に疑問を抱きます。
ある時、同年代のトップモデルの雑誌撮影を目の当たりにした真琴は、
「わたしも女として輝きたい」
と、プロのモデルになることを心に決めるのです。
モデルとしては遅咲き、子どもも産んで体形もモデルとはいい難い……。
恵まれた状況とは言い難い真琴が、自分自身の本当の願いと向き合い、反対する家族と向き合い、仲間と切磋琢磨しながらプロのモデルになるまでを描いた作品です。
挑戦するなら今!『バラ色の聖戦』から学ぶ、人生を大きく変える方法
「家族の幸せが自分の幸せ」だったアラサー主婦の真琴が、「自分の幸せは何か?」ということを考えることから始まります。
多少不満はあるけれど幸せ……そんな毎日の中で、様々なきっかけを経て、真琴は自分自身の幸せは「女性として輝く」ということに気が付くのです。
真琴が「モデルになる」という目標を定め、努力を重ねて成功するまでを描いた本作には、人生を大きく変えるための方法が詰まっています。
真琴が大きく人生を変えられたのは、3つの理由があります。
なんでも全力でやる!だから自分応援団が増える
真琴は、モデルの経験があるわけでもなければ、才能があるわけでもありませんでした。
さあやるぞ、と決めたものの、お腹は出てくびれもない……。
あるのは生まれ持った高身長と骨格の良さだけで、最初はモデルとは言い難い状況でした。
ウォーキングをすれば、年下のライバルからは場違いだと陰口を叩かれ「モデルになりたい」と夢を語れば、旦那からは「お前は家のことだけをやればいいんだ」「現実を見ろよ」と猛反対されます。旦那や子どものことを想った両親からも、最初は「やめなさい!」と言われ、誰一人、真琴の味方になってはくれませんでした。
しかし真琴は、
「わがままは十分承知よ でもこんなにもやりたいと思ったものに出会ったこと 今までにないの」
「このままあきらめたら一生後悔するし 主婦としてもダメになる」
と、全力の説得をするのです。
この情熱と本気さが伝わり、両親のサポートを得た真琴は、まずは身近な応援者ができたのです。真琴は、ついていくと信じた社長のもとで、必要なことを全力で取り組みます。
モデルのレッスンやオーディションなどで奔走しながらも、家事も子育ても、手は抜けません。夢と現実の生活の両立は想像以上に厳しいものでした。
しかし、そんな状況の中、真琴の頑張りを見た子どもが、真琴の頑張りを見て、自立していきます。
母なしでは何もできなかった子どもが、自分のことを自分でできるようになり、母の一番近くの応援者になっていくのです。
全力でやるからこそ周りの心を動かし、本気だからこそ応援される
本気でチャレンジしている人は応援したくなりますよね。
この人のためになにか協力してあげたいと思ったり、自分も何かチャレンジしたいと思ったり、本気の人の近くにいると自然とやる気が出てくるのです。
成功するためにはどんなことでもやる!だから次のステップが現れる
真琴は駆け出しのモデルで、コネクションもなければ、実績もない。有利ではない状況であっても、1つ1つ仕事を積み上げ、実績を重ねて行きます。
ある時、真琴に大きなテレビCMに出れるチャンスが飛び込んできます。
しかし、そのテレビCMは「全裸で毒グモを演じる」というものでした。
裸で宙ずりにされ、大勢にスタッフの前で演技をしなければならない仕事だと聞いた時、恥ずかしい、正直やりたくない……と迷います。
しかし、その一方で、「せっかくのこのチャンスを掴みたい!モデルとして大きく成長したい!」と、この仕事を成功させることで自分がどうなっていくのか未来を考え、真琴はこの仕事を受け入れます。
この経験は大きく真琴を成長させ、仕事は大成功。
このテレビCMがきっかけで、新たなチャンスを掴むことになります。
どんなことでも全力でやるからこそ、次のステップに繋がる
目標から見て、この仕事はどういう意味があるのか、どういう価値づけをしてくのか、はすべて自分次第なのですね。
自分が一番、自分の成功を信じ続ける!だから夢に近づく
大きな仕事をきっかけに、ファッション雑誌の専属モデルになったり、ファッションショーに出演したり、と、真琴には次々仕事が舞い込んできます。
仕事は順調な一方で、プライベートは波風が立ち続けます。
妻を応援できない旦那との離婚、モデルの仕事に嫉妬するママ友たちとのいざこざ、自分の仕事がきっかけで虐められる娘など、モデルとして大きな成功を納めれば納めるほど、色々な壁が立ちはだかります。
しかし、真琴が立ち返るのは「自分自身がどうなりたいか?」ということ。
どんな困難も、自分の夢へ繋がるのであれば立ち向かうと、真琴は腹をくくりました。
自分の成功がすべてを解決するのだと、自分の夢の実現だけを信じて走り続けるのです。
周りがどれだけ反対しようと、どれだけ蹴落とそうとしようと、自分の成功だけを信じる
自分が夢を叶えることに腹をくくるからこそ、壁は乗り越えるし、乗り越えられると思えるのです。
夢に関係のないことは全て雑音で、その域に達した人は無敵です。
今からでも遅くない!なりたい自分への第1歩を踏み出そう
真琴のように、いつどんなタイミングであっても新たなスタートを切ることができます。
しかし、本当に夢を現実のものにできるかどうかは、夢に向かって、「本気でできるか」「どんなことでもやる覚悟があるか」「自分が夢の実現を自分が一番信じられるか」にかかっていると思います。
変わるチャンスはどこにでもあります。
あとは、そのチャンスを掴むか、掴まないか。一歩を踏み出すか、出さないかの違いだけ。
いま、もし叶えたい夢があったり、人生を変えたいと思っていたり、今の自分では満足がいっていない方がいたら、真琴のように本当はどうなりたいのかを決めて、自分の理想に向かって、まず一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
本気で叶えたい夢を見つけたとき、きっと『バラ色の聖戦』は新たな挑戦をするあなたを力強く後押しし、その夢を応援してくれるはずです。