最近地震が多発していますね。茨城県北部では過去3か月間で震度1以上を観測した地震が21回発生しており、楽観視してはいられないですよね。
いつどんなタイミングでくるか分からないから怖いのが地震です。震災が発生する前に家族全員で防災対策をしましょう。
いまから備えておこう!家庭でできる防災対策4つ
ここからは家庭でできる防災対策についてご紹介していきます。
「備あれば憂いなし」というように、いまのうちに備えておきましょう。
①非常持ち出し袋を準備する
お住まいの地域によって準備するものに若干の差はあると思いますが、最低限3日分の食料、避難生活にあると便利なものをそろえておきましょう。
【非常持ち出し袋にあると役立つもの】
・防寒シート
・保存水&非常食のセット食糧3日分
・ミニトイレ
・防災ラジオ
・モバイルバッテリー
・ホイッスル
・マスク
・ウェットティッシュ
・救急セット
・ヘルメット
・軍手
・タオル
・使い捨てカイロ
・レインコート
・懐中電灯
・地図
・身分証明書のコピー
これらの中で特に重要なものをピックアップしてご説明します。
▶︎コンパクトで持ち運びが簡単!防寒対策にぴったり 防寒シート
震災時に心配なのが、ガスや電気が停止してしまうこと。震災でガスや電気が止まった場合、自宅であれば布団や衣類などを使って暖を取ることができますが、避難場所や外にいる場合は寒さをしのぐグッズが必要になってきます。
夏場であっても、昼と夜の気温差で体調を崩してしまうことがあるため、防寒グッズは常備しておくといいですね。
防寒対策としておすすめしたいのが、こちらのような防寒シート。アルミを使用しており軽量かつコンパクトで持ち運びが簡単です。光や熱を反射し、保温・断熱効果があるため、これ一枚で寒さから身体を守ることができます。
▶︎生活必需品である食糧を準備しよう!保存水&非常食のセット
震災時に必要とされるのが、水です。人によって違いはあるかと思いますが、1日に2.5L以上の水が必要と言われています。大きな震災が発生し、物資の配給が滞った場合に備えて事前に準備しておく必要があります。
こちらは水と非常食がセットになっており、水は10年保存で非常食は5年保存です。震災が発生しなかった場合でも長期的に置いておくことができるので、一度準備し震災に備えておくのもいいですね。
▶︎水が止まったときに備える!簡単ミニトイレ
大震災が発生し、避難場所や外で生活をするときにあると便利なのがミニトイレ。トイレがない場合やトイレがあっても水が止まってしまっている場合でも使用できます。
大きさもコンパクトで持ち運びが簡単なので、他の防災グッズと一緒に用意しておいてもいいですね。
▶︎ラジオ機能だけじゃない!充電や懐中電灯としても使用できる 防災ラジオ
テレビやスマホが使えない時に、外部の情報を得る手段としておすすめなのがラジオ。こちらのラジオは懐中電灯としての役割やスマホなどの充電をすることができます。
ラジオ自体の充電も手でハンドルを回して充電したり太陽光で充電したり、コンセントがなくても充電できるように作られています。
一つで多機能なので便利ですし、ぜひ準備してみてください。
▶︎妊婦さん・幼児向け 準備しておくといいもの
妊婦さんが必ず持っておきたいのが母子手帳。妊娠の経過記録をつけておくことで、万が一かかりつけ以外の病院へ行くことになっても母子手帳を提示し、円滑に対応してもらうことができます。
またガーゼやT字帯、バスタオルなども一緒に準備しておくといいですね。
幼児については、マスクやバンダナを持たせてあげること。震災時に危惧されているのが、建物が崩壊した際に起こる粉じんです。粉じんを吸い込むと、呼吸困難になったり、肺機能が低下し将来病気を引き起こす可能性があります。
粉じんを吸い込むのを防ぐためにマスクやバンダナなど口を覆うものがあると安心ですね。
▶︎高齢者 準備しておくといいもの
高齢者の方は、入れ歯の洗浄剤や服用している薬、オムツなど普段日常生活で使用しているものを準備することをおすすめします。
食糧や簡易式トイレは用意されているかもしれませんが、薬やおむつなど自身が普段使用しているものは用意されている可能性が低いため、準備しておくといいですね。
▶︎車に準備しとくといいもの
車に乗っている際に震災にあうかもしれません。そんな時の対策として、車に震災時用に準備をしておくことをおすすめします。
食料品や飲料水、医薬品、携帯トイレ、トイレットペーパー、モバイルバッテリーに加え、寝袋やエアマットレスも用意しておくといいですね。
震災時は寝床をしっかりと確保できないこともあるので、寝袋やエアマットレスを使用し普段に近い睡眠をとることで、疲れやストレスの軽減にも繋がりますよね。
②避難場所を決めておく
ハザードマップを確認し、避難場所と避難経路を計画しましょう。
国土交通省運営のハザードマップは全国の指定緊急避難場所が検索できます。そのほか災害種別からも検索が可能です。
③震災に遭ったときの連絡方法を確認
震災時には、家族や友人の安否が気になるもの。事前に震災時に、どうやって連絡を取り合うのか決めておくといいですね。
震災時の連絡方法として注意したいのが、被災地への電話。スマートフォンや固定電話で電話をかけ、電話が集中すると繋がりにくくなります。緊急性の高い電話や非常時の電話など大事な電話が繋がりにくくなってしまうため電話はあまりおすすめしません。
電話をかけるのであれば、インターネットを使用するLINEやSkype、Viberなどの無料通話アプリでかけることをおすすめします。
また電話以外にも、災害用伝言ダイヤルや伝言板サービス、TwitterやFacebookなどのSNSなどを活用してみるのもいいですね。
④自宅内の防災対策
自宅にいて震災が発生した場合に危惧されるのが、家具の転倒。家具が倒れて怪我をしてしまったり、通路が塞がってしまったりする可能性が考えられます。
震災時に円滑に避難できるように、事前に家具の転倒防止対策や避難経路の確保、通路が塞った場合に窓から降りるための器具の準備などを対策しておくといいですね。
家具の転倒防止や避難経路の確保については、消防庁からも対策方法がでています。家具については、L字型金具を用いたりつっぱり棒を使用して防止の対策ができます。
背の高いものや倒れやすいものを寝室のベッドの近くに置かない、など家具の配置方法も参考になるのでぜひご覧ください。
また避難経路が塞がってしまい窓から外へ出る場合におすすめなのが、こちらの緩降機オリロー。他の人の手助けなく自分の重さで降りることができ、連続して交互に昇り降りができます。
転倒防止対策や万が一の脱出用に備えておくことも大事ですね。
もしも外出先で地震に遭ったら
まずは慌てずに正しい情報収集をしていくことが必要です。落ち着いて情報収集をし、避難先へ避難をします。
家や会社の近くで震災に発生することもあるため、事前に避難先を把握しておくといいですね。
また落ち着いたタイミングで家族と連絡をとりましょう。その際には上記でも記載した災害伝言板やSNSなどを利用すると電話よりも連絡が取りやすいのでおすすめです。
また車で外出している場合は、二次被害を避けるために車を路肩に寄せた上で次の行動に移りましょう。
地震が発生する前にしっかりと準備をしよう
いつ震災が発生するか分からないからこそ、事前に準備をして自分だけでなく家族も守れるようにしておきたいですね。