せっかく服を買うなら、自分にとってもみんなにとっても良いものを
年齢を重ねることで、改めていいものを長く着ることの良さを感じる方も多いでしょう。
よくよく調べてみると、ファッションでも「サスティナブル」が最近のトレンド。各界の海外セレブも注目しています。
サスティナブルとは、英語の“sustainable”、つまり「持続可能である」こと。
地球環境を守って後の世代まで持続できたり、関係する人々にとっても適正な利益があり、長期的な繁栄を可能にする事業の方向性を指しています。
自分が素敵な服を着ることももちろんですが、自分の子供や孫の世代にも長く続くように環境を守りつつ、関係する人たちも長く働けるようになったらいいですよね。
そんな素敵な服をつくっている、海外のブランドを紹介していきます。
1.ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)
2001年に設立された、サスティナブルファッションのさきがけ的な存在です。
ステラ・マッカートニー本人の言葉を借りれば、「服を愛して、いつまでも着られるように」 というコンセプト。
環境に配慮した方法で原材料を調達すること、服作りに関わる労働の適正化をはかること、そして、レザー・ファー・羽毛を一切使用していないことが特徴です。
皮革のように見える「ベジタリアンレザー」を使ったバッグなども有名で、サスティナブルな素材の開発にもかなり力を入れています。
服はもちろん、ランジェリーやスイムウェア、香水などラインナップも豊富なので、ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。
STELLA McCARTNEY
2.シエン(Cienne)
ニコール・ハイムとチェルシー・ヒーリーの2人のデザイナーによる、ニューヨークで2014年に設立されたブランド。
ブランドのコンセプトは、大胆かつ繊細。
クリーンとフェミニン、洗練と遊び心、の対照的な要素を持ち合わせていくことを大切にしています。ベーシックなアイテムを中心に、シーズンごとにスペシャルな商品を出していて、商品数は決して多くはありませんが、長く着回せる服をつくっています。
彼らにとって、サステナビリティは価値観やビジョンの根幹にあるもの。「 サスティナブルであること」のみが注目されるブランドではなく、理想とする状態は、好きなものを買って長く使ったら、結果的にそれがサスティナブルだったとすれば1番いい、という考えです。
ベーシックな中にもこだわりを感じる服は、大人の装いにぴったりです。
Cienne
3.コウトウ(KOWTOW)
2007年にゴシア・ピアテクによって設立されたブランドです。
はじめに開始したのは、インドのフェアトレードの農家と一緒に、遺伝子組み換えではないコットンの種を育てることでした。
全ての素材がサスティナブルであることと、製造工程をすべて明確にすることにこだわりがあり、1つの服を作るために18ヶ月前から生産が始まります。
そうして作られる服は、クラシックでシンプルな飽きの来ないデザインに、少しだけ今っぽさが加えられています。ミニマルだけれど女性らしさのある服は、大人っぽさを演出するためにぜひ着たいものばかりです。
KOWTOW
お気に入りの服を、みんなが長く着られるように
今回は、海外のサスティナブルブランドをご紹介しました。デザインも素敵で、環境や関係する人たちにとっても良い服は、近年のトレンドになってきています。
服を選ぶときに少しだけでも、「つくる人のこと」「これから先の世代のこと」を考えて、長く着ていけるといいですね。