浅草寺やスカイツリーなど、伝統と新名所が混在し、独自に進化し続ける街・浅草。「これぞ日本!」の古き良き文化を感じられる浅草は、昭和レトロな喫茶店ももちろん多くありますが、実は新しくてお洒落なカフェもたくさんあるんです。今回は、おしゃれ女子におすすめの、浅草のカフェを5つご紹介します。
浅草の喧騒から離れて……古民家カフェ「cafe otonova」
■「cafe otonova」(西浅草)
まず最初に紹介したいお洒落カフェは、浅草を代表するホテル「浅草ビューホテル」近くに位置する「cafe otonova」です。一軒家を改装した古民家カフェで、ヨーロッパのお家のようなレトロでモダンな外観のかわいさと、中に入ったときのギャップが人気のポイントです。1階部分が吹き抜けになっており、お店の中にいながらも開放感を感じられます。また、ディスプレイもお洒落で、ピアノやレコードなどアンティークを基調にしつつも、植物も飾られており、都会の喧騒に疲れたときにほっと落ち着ける、くつろぎのカフェです。
カフェタイムには、店内ですべて手作りされたケーキやプリンなどのこだわりのスイーツや、ラテアートが施されたカフェラテや紅茶などをいただくことができます。筆者のおすすめは「クレームブリュレ」。提供する直前に仕上げるので、パリパリのカラメルが味わえますよ。ほかにも、フルーツを使ったタルトなど、季節によってメニューが変わるので要チェックです。
カフェタイム以外にもランチメニューやディナーメニューも提供されており、食事もとってもおいしいです。パスタや肉料理などのメインも、お酒と一緒に楽しむタパスもあり、しっかり食べたいときも軽く食べたいときも、どちらの用途にも使えます。
時々、店内で音楽イベントなどをやっており、心も身体も元気になるカフェです。
早起きしてでも行きたい!老舗パン屋の新しい事業形態「ペリカンカフェ」
■「ペリカンカフェ」(蔵前)
次に紹介したいのは、浅草の老舗パン屋「パンのペリカン」直営のカフェ、その名も「ペリカンカフェ」です。「パンのペリカン」が昔ながらのお店に対して、「ペリカンカフェ」はお洒落モダン。かわいらしくて温かみのある店内で、おいしいトーストを食べることができます。
ペリカンカフェの最寄り駅は浅草駅の隣、東京メトロ銀座線の田原町駅か、半蔵門線の蔵前駅です。浅草駅からも歩けるので、雷門の前を通って、散歩しながら向かうのも楽しみの一つです。
たくさんのファンから愛されている、ペリカンのパンを一番味わいたいのなら、おすすめは「炭焼きトースト」。厚さ3センチの食パンを、炭火で焼いたものです。「外カリ、中ふわ」が味わえます。筆者のおすすめは、「白いチーズトースト」。こだわりの3種類のチーズをたっぷりとかけて焼き上げたもので、とろ~りチーズがお好きな方におすすめです。他にも、見た目もかわいいフルーツサンドも人気! ハムカツサンドやオムレツサンドなどもあるので、甘い系を食べたいときも、しょっぱい系を食べたいときも、お好みを選べますよ。
大人気のペリカンカフェ、絶対入りたいときは、朝イチで並ぶのがおすすめです。
パフェの美しさはもやは芸術!「フルーツパーラーゴトウ」
■「フルーツパーラーゴトウ」(浅草)
浅草で、「パフェが食べたい…」と思ったら、絶対行ってほしいのはこちら。「フルーツパーラーゴトウ」です。とにかく新鮮でおいしいフルーツが食べたいとき、おいしい生クリームが食べたいとき、芸術的に美しいパフェを眺めたいときに行きたいお店です。
フルーツパーラーゴトウがあるのは、花やしきの近くの商店街の中。スタイリッシュな外観のお店です。実は、もともと創業昭和21年の老舗果物屋さんでしたが、現在はパフェなどが楽しめるフルーツ専門店として形を変えて営業しています。
パフェは常時7~8種類提供されており、定番の果物から旬の果物まで、こだわりのフルーツを使ったパフェが楽しめます。何を食べていいか迷ったときにおすすめなのが、「本日のフルーツパフェ」。厳選されたフルーツが少しづつ楽しめます。ジューシーな果物と生クリームの相性はもちろんのこと、注目してほしいのはその美しさ。芸術ともいえるフルーツのカッティング技術は、ぜひご自身の目で確かめていただきたいです。また、パフェ以外にもフルーツジュースやフルーツサンドなどもあります。
早く起きた朝は…ペリカンのパンでモーニング「フェブラリーカフェ」
■「フェブラリーカフェ」(浅草)
浅草で美味しいコーヒーが飲みたいときに、ぜひ行きたいお店がこちら。「フェブラリーカフェ」は、お店もお洒落で雰囲気がよいのに加え、提供されるコーヒーもこだわりがあります。フェブラリーブレンドはブラジルベースで構成されたブレンド。酸味と苦味のバランスが良く、フードとの相性も良いです。また、カフェラテにはラテアートが。その美しさにも注目です。フードは軽食が多く、特におすすめなのがオープン当初から変わらぬメニューの朝パンセット。パンはペリカンのトーストで、バターかチーズが選べます。
フェブラリーカフェは浅草の駒形に位置しており、浅草駅からでも田原町駅からでも蔵前得駅からでもアクセスできます。以前は浅草の田原町駅寄りにありましたが、今は駒形に移転。場所が変わっても、変わらず愛される、お洒落で素敵なカフェです。
こだわりの珈琲「KAPPABASHI COFFEE & BAR」
■「KAPPABASHI COFFEE & BAR」(合羽橋)
最後に紹介する「KAPPABASHI COFFEE&BAR」は、大人がくつろげる、しっとり大人なカフェです。「KAPPABASHI COFFEE&BAR」はその名の通り、道具街で有名なかっぱ橋商店街にあるカフェです。以前は、「合羽橋珈琲」という名前でしたが、リニューアルし、よりお洒落になっています。
「KAPPABASHI COFFEE&BAR」は昼間はカフェとして、夜はバーとしてオープンしています。このカフェの特徴は、人気店の味を堪能できるということ。珈琲豆は、小石川の「karta coffee」で焙煎したもの。フードのクロックムッシュは「Kayaba Bakery」、ライ麦パンのサンドイッチには、文京区千駄木にある老舗の肉屋さん「コシヅカハム」のベリーハムが使われています。しっとりと大人なこちらのカフェは、その居心地だけでなく、コーヒーもフードも満足度が高く、おすすめです。昼間にふらりと行くもよし、バータイムにしっぽり行くもよし。用途に応じて使い分けられる、優秀なカフェです。
最後に
今回ご紹介したように、浅草にはお洒落なカフェがたくさんあります。ただお洒落なだけではなく、コーヒーへのこだわり、スイーツへのこだわり、フードへのこだわりなど、老舗が多く集まる、浅草ならではの質にもこだわったカフェ。ぜひ足を運んでみてくださいね。