年齢を重ねるにつれて痩せにくくなった、食べる量は変わらないのに太りやすくなったという経験はありませんか?あるいは、体重は変わっていないのに体脂肪率が増えたり、コレステロール値が気になったり……。
それでも美味しいものを食べたい!という方、必見です。
今回は高たんぱく、低カロリー、コレステロール0のお肉、「大豆ミート」をご紹介いたします。
ここが大豆ミートの魅力!
そもそも大豆ミートとは?
名前の通り、栄養豊富な大豆からつくったお肉、いわば、植物性のお肉です。
ソイミート、ベジミートとも呼ばれます。大豆たんぱく質だけで作られるものは、大豆の油分を取り除き、加熱&加圧したのち高温乾燥して作られます。その他にも、大豆たんぱく質と小麦やエンドウに含まれる植物性たんぱく質を組み合わせて作るものまで、さまざまな種類の大豆ミートがあります。
以前はオーガニック店にしかありませんでしたが、今ではさまざまなスーパーにも置かれるようになっています。また、たくさんの種類の中から選びたいという方には通販がおすすめです。
大豆には、コレステロールフリーの植物性たんぱく質、食物繊維、ビタミンB群、ミネラル、大豆イソフラボン、サポニン、レシチンが豊富に含まれています。ですので、普通のお肉ではとれない栄養素も大豆ミートで摂取できます。
大豆ミートとお肉を比べてみた
大豆ミートと、鶏肉・豚肉・牛肉の代表的な部位のお肉を比較すると下記のようになります。
100gあたり | たんぱく質 [g] | エネルギー [kcal] | 脂質 [g] | コレステロール[mg] |
大豆ミート*¹ | 16 | 108~116 | 0.7~0.9 | 0 |
鶏もも肉*² | 17.3 | 253 | 19.1 | 90 |
豚ロース*² | 19.3 | 263 | 19.2 | 61 |
牛肩ロース*² | 13.8 | 411 | 37.4 | 89 |
大豆ミートはたんぱく質が他のお肉とほぼ同等でありながら、エネルギーは1/2~1/4以下であり、脂質・コレステロール値が極端に低いことがわかります。良質なたんぱく質をしっかりととりつつ、エネルギー・脂質・コレステロールの摂取を抑えることができます。さらに食物繊維がキャベツの3倍、イソフラボンがおからの約5倍*¹含まれているというまさに”一石五鳥”の食材なのです。
大豆ミートの調理法
大豆ミートの良さはわかったけれど、調理はどうすればよいのでしょうか。ここからは大豆ミートを調理するための下ごしらえと、保存方法をご紹介いたします。
まずは下ごしらえですが、なんとお湯で戻すだけ!とっても簡単なのです。簡単な流れがこちらです。
1.たっぷりのお湯を沸かし、弱火で5~10分ゆでる
2.お湯を捨てる
3.流水でもみ洗いし、しっかり水気を切る
4.全体に調味料をしっかり吸い込ませる
5.調理する
次に保存方法ですが、その都度お湯でもどすことが大変だと感じる方はひと袋まるごともどし、ジップロックにいれて平らに並べて冷凍保存すれば手間を省くことができます。
さらに時短料理をするなら、下味を付けた状態で冷凍保存することをおすすめします。
例えば、生姜焼きの合わせ調味料に大豆ミートを吸い込ませて冷凍すれば、炒めるだけで完成できます。味もしっかり染みて、美味しく食べられますよ。
大豆ミートで健康的な毎日を
知れば知るほど大豆ミートの凄さが分かりますね。
下ごしらえも簡単で、お肉の代わりに取り入れやすいのも魅力。また、最近ではこの大豆ミートを取り入れたビーガン料理店や、レトルト料理、コンビニ弁当も増えてきています。日々を楽しく健康的に過ごすためにも、まずは1食から取り入れてみてはいかがでしょうか。