普段の通勤や職場、街中などでふわっと心地の良い香りをまとった人とすれ違うと思わず「おっ」と振り返ってしまいますよね。
人に好印象を与える上で「香り」はとても重要です。
しかし、いざ香りを気にしようとしても、市販の香水や柔軟剤の香りは、なかなか好みの香りが見つからない、という方も多いのではないでしょうか。
そんな方には自然で心地よい香りで、しかも自分の好きな香りにカスタマイズできる「手作り香水」に挑戦してみることがおすすめです。
手作りの香水、と聞くと難しいのでは?と感じる方もいるかもしれませんが、作り方はとても簡単です。
今回は自宅で簡単にできる手作り香水の作り方と自分らしさを表現するためのおすすめのブレンドをご紹介します。
目次
1. アロマオイルの基礎知識〜好きな香りをブレンドしてオリジナルの香りをまとう〜
柑橘系
フローラル系
ハーバル系
樹木系
2. アロマオイルをブレンドするときに意識したい〜香りの持続性〜
トップノート
ミドルノート
ベースノート
3. 手作り香水の作り方の基本
4. 手作り香水でおすすめのブレンド
柑橘系
フローラル系
樹木系
自分だけの香りをまとって自分らしさを表現しよう
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1. アロマオイルの基礎知識〜好きな香りをブレンドしてオリジナルの香りをまとう〜
アロマオイルを使った手づくり香水の作り方を説明する前に、まずはアロマオイルの基本的な香りについてお話します。
アロマオイルは香りの印象からいくつかに分類されます。
ここでは香水に使いやすい香りの種類を4つご紹介します。
▼柑橘系
柑橘系はフレッシュでさわやかな香りが特徴です。
主にオレンジやレモンなどの柑橘の皮から抽出されるオイルとレモンに似た香りを持つ植物から抽出されるオイルがあります。
柑橘系の香りは馴染みがあるものが多いため、年齢性別を問わず多くの人に好まれます。
代表的なアロマオイル
・オレンジ
・ベルガモット
・グレープフルーツ
・レモン
・ライム
・マンダリン
・ユズ
・レモングラス
・ユーカリ
▼フローラル系
花から抽出されるオイルで、甘く華やかな印象をもち、心に安らぎを与えてくれるような香りです。香りが強く、長持ちするものが多いです。
代表的なアロマオイル
・ラベンダー
・イランイラン
・カモミール
・ローズオット
・ジャスミン
▼ハーバル系
ハーブ特有の草っぽい香りです。
料理に使われるハーブが多く含まれており、なれると心地よく感じる香りです。
代表的なアロマオイル
・ローズマリー
・ゼラニウム
・タイム
▼樹木系
木や枝などから抽出されるオイルで、森林浴をイメージさせる落ち着いた香りです。リラックスしたいときにおすすめの香りです。
代表的なアロマオイル
・ヒノキ
・モミ
・サンダルウッド
・フランキンセンス
2. アロマオイルをブレンドするときに意識したい〜香りの持続性〜
もう一つ、香水を作る上で知っておきたいアロマオイルの「香りの持続性」についてお話します。
アロマオイルは精油を抽出しているため、空気中に揮発するまでの時間(ノート)がそれぞれ異なります。
香水を作るときはノートが異なるアロマオイルをブレンドすることにより香りが長続きする上、香りの変化も楽しむことができます。
ノートの種類は持続時間から大きく3種類に分類されます。
▼トップノート
最も揮発が早い香りで、ブレンドの最初の印象がこれで決まります。
代表的なアロマオイル
・柑橘系
・ティーツリ
・ペパーミント
・ローズマリー
・ユーカリ
・レモングラス
▼ミドルノート
揮発速度が中程度で、ブレンドの中心となる香りです。
代表的なアロマオイル
・イライラン
・カモミール
・ゼラニウム
・ジャスミン
・ラベンダー
▼ベースノート
時間がたつと香りはじめ、長時間持続します。
ブレンドした香りを全体的に長持ちさせる効果もあります。
代表的なアロマオイル
・サンダルウッド
・シダーウッド
・パチュリ
・フランキンセンス
3. 手作り香水の作り方の基本
それでは早速アロマオイルを使った基本的な香水の作り方をご紹介します。
準備するもの
・無水アルコール 10ml(ホホバオイルも可)
・お好みのアロマオイル
・作った香水を入れる容器(10ml以上入るもの)
作り方
1.無水アルコール10mlをボトルに入れる
2.お好みのアロマオイルを20滴入れ、よく混ぜる
こうしてみると作り方自体はとてもシンプルですね。
無水アルコールをホホバオイルに変えて作れば「香油」になります。
調合の比率は香水と同じなので、無水アルコールが苦手な方はこちらをお試しください。
容器は100円ショップや雑貨屋などの見た目も可愛い容器に入れると作った香水にさらに愛着が湧きます。
4. 手作り香水でおすすめのブレンド
はじめて手作り香水にチャレンジする方は、自分の好きな香りを1種類混ぜるだけでもオリジナルの香水を楽しむことができます。
もう少しこだわりたい方は、ノートの種類を意識しつつ同系統の香りをブレンドすることで、まとまりのある香りになります。
ただ、アロマオイルは種類が多すぎてどれを選んでよいのか迷う方も多いでしょう。
そこで香り別に8種類のブレンドをご紹介いたしますので、香水を作る際に参考にしてみてください。
今回は10mlの香水を作る場合を想定して、アロマオイルは計20滴になるようにブレンドしました。本来はトップノート、ミドルノート、ベースノートの香りをバランスよく配合しますが、好みの香りをブレンドしても素敵な香水になります。
▼柑橘系
すっきりとしたいときやさわやかな印象を与えたいときにおすすめです。
男性がつけても良い香りです。
レモン10滴、ライム5滴、ベルガモット5滴
ベルゾイン1滴、オレンジ10滴、マンダリン9滴
レモン8滴、グレープフルーツ8滴、スペアミント4滴
▼フローラル系
女性らしさを表現するのに適した香りです。
ローズ5滴、ゼラニウム15滴
フランキンセンス6滴、イランイラン6滴、ラベンダー8滴
▼樹木系
森林浴のような香りを楽しむことができ、一番長く香りが続く傾向があります。
サンダルウッド10滴、バニラ5滴、ユーカリ5滴
シダーウッド10滴、ヒノキ7滴、クローブ3滴
パイン5滴、シダーウッド10滴、ユーカリ5滴
自分だけの香りをまとって自分らしさを表現しよう
手作り香水は敷居が高いと考えられがちですが、作り方はとてもシンプルで簡単です。
アロマオイルの香りも「こうしなければ」というルールはなく「この香りは素敵だな」と思う香りを選ぶことがポイントです。
ちょっと気になる香りがある、普段からアロマオイルで部屋の香り付けをしている方は、持っているアロマオイルを違う使い方として試してみるのもいいですよね。
自分の好きな香りに包まれるオリジナル香水で、日々の生活をより楽しく、素敵な生活を送りましょう。
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