都内での串カツブームの火付け役、女性でも楽しめる居酒屋「串カツ田中」

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禁煙居酒屋はビジョンに沿うから実行できる!
最近、居酒屋でも煙草を吸えないお店が出てきています。喫煙者の方にとっては肩身の狭い思いをする一方で、健康面や臭いが苦手吸わない筆者のような非喫煙者にはありがたいばかりです。

従来居酒屋と言えば、サラリーマンが仕事帰りにビール片手、たばこ片手に仕事談義をする場所というイメージの方も多いのではないでしょうか。新橋の酔っ払いお父さんとか…。

今回はそんな居酒屋において、串カツ激戦区大阪から東京に名乗りを上げ、禁煙制度を含めた顧客と社員に愛される施策を行い、女性客の利用も増えているという「串カツ 田中」に焦点をあてて、その理由を掘り下げて紹介していきたいと思います。

女性や子供も楽しめる「串カツ田中」とは?

創業から

串カツ田中の歴史は串カツに非ず。

代表取締役社長は田中さんではなく貫啓二氏。社長が個人事業にて飲食業を創業させたのがきっかけとのこと。そこからBAR、懐石料理と手を広げるも不況のあおりを受け苦境に。そんな中で、唯一の突破口が副社長の意向で居抜きの物件でスタートした串カツでした。

その秘伝のレシピは、副社長(田中洋江)へ亡き父親から伝えられて、東京の世田谷に1号店をOPEN。なので社名が串カツ“田中”。2008年12月のOPEN以降、徐々にお客様が増え、次の夏には、営業開始前から行列が出来るように。田中の味と大阪の文化を世界の方々に味わって頂きたいとの思いから、串カツに命をかけて取り組んでいます。

食べる際のルール

一. 口を付けた串の二度づけ禁止

一. 口を付けたキャベツの二度づけ禁止

一. ソースにお箸をつける行為の禁止

次のお客様への配慮でしょうか。大阪の方々は耳にしたことがあるお決まりの串カツのルールですね。


秘伝のレシピ

串カツは、大阪の伝統的なB級グルメで、それぞれの家庭や店が秘伝の味を守ってきました。

亡き父から受け継いだ「串カツ田中」の味は、衣・油・ソースすべてがオリジナルブレンドで全店、味のブレがありません。

老若男女に愛されるさくっと軽い衣はもちろん、特に、この田中独自のタレの味は、味を検査する機械を通しても構成成分が分からないほど、熟考に熟考を重ねてブレンドされたものだとか。

なぜ串カツ田中は女性にも愛されるのか

シンプルに味が美味しいことも愛される所以ですが、それ以外にも理由がありました。串カツ田中のおもてなし精神にこだわりを感じます。

1.顧客に愛される工夫

:異例、居酒屋なのに完全禁煙

串カツ田中は、居酒屋なのに禁煙の施策を打ち出しています。これは、女性客や子供、お年寄りなど3世代のお客様が楽しんでいただくために決断したことだとか。

:子供、年配の方向け施策の充実

子供連れはたこ焼き無料、時間帯によって年配の方でも楽しんでいただけるコース設定がある。お父さんが子供のためにお結びを作れるなんてメニューもあり、家族に向けて思考が凝らされています。

2.社員教育

:新人研修のお店

新人がしっかりと実地研修を詰めるお店を別で開店しており、お客さんも通常店舗より安く料理を楽しむことが出来るwin-winの関係があります。

:役員が社員をもてなす会

年に1度社長も含め役員自ら社員をお店でもてなすという催しを行っているそう。社員が家族のように大切であると考えていることを体現する一つの事例です。

まとめ

居酒屋というくくりでは表現できないほど、新しい業態への進化を止めない串カツ田中。そんな姿勢が、女性のお客様や子供を引き付ける要因なのかもしれません。何度も行かれている方は何度でも、もしまだ行かれてない方も足を運んでみると新しい発見があるかもしれません。

参考

夕刊フジ,「串カツ田中」貫啓二社長 大阪の下町の味・串カツで難局に打ちカツ


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