【2018年・秋】初めての美術館巡りにオススメ!関東開催の美術展5選

美術展

心のゆとりのために美術を楽しむ

気温も下がり、徐々に秋を感じるようになりました。秋といえば、食欲の秋?読書の秋?それとも、芸術の秋でしょうか。

日々の仕事をバリバリこなす中でも、自分の心のゆとりは持ちたいもの。日常から少し離れて、芸術の世界に一歩踏み込むことで、気持ちがスッキリ整理されます。大人の趣味として始めてみるのも、大切な人とデートに出かけるのもオススメな、初心者でも楽しめる美術展をご紹介します。

今年この秋〜冬注目の美術展は?

ボナール展(国立新美術館)

引用:ピエール・ボナール展公式HPより


六本木の国立新美術館で開催されるボナール展は、ポスターの白猫が愛らしいです。19世紀末、フランスのナビ派の画家として活躍したピエール・ボナール。浮世絵の影響を受け、日本好きだったと知られています。彼の絵は、身近なものをテーマにしているにも関わらず、独特のデフォルメと色彩で不思議な印象が残ります。


ポスターに登場する猫も、彼の作品に何度も登場しますが、ぐぐっと伸びた様子が可愛らしく、その猫をモチーフにした「#びよーん猫」というInstagramのキャンペーンも行なわれています。観る前から楽しめますね。

《開催概要》

■会期
2018年9月26日(水)~ 12月17日(月)
火曜日休館

■会場
国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

■開館時間
10:00~18:00
毎週金・土曜日は20:00まで。ただし9月28日(金)、29日(土)は21:00まで
*入場は閉館の30分前まで。


ルーベンス展(国立西洋美術館)

引用: ルーベンス展公式HPより


「ルーベンス」の名前は、どこかで聞いたことがあるかもしれませんね。フランドル生まれのペーテル・パウル・ルーベンスは、バロック時代を代表する画家ですが、日本で最も有名なのは、アニメ『フランダースの犬』に登場すること。主人公ネロが、一度は見たいと願い続けて、愛犬パトラッシュと一緒に最期を迎えた、聖母大聖堂の祭壇画の作者です。

ダイナミックで物語を感じる彼の作品は、美術好きな方にも、これから初めて触れる方にも、見ごたえ十分です。

《開催概要》

■会期
2018年10月16日(火)〜2019年1月20日(日)
月曜日休館(ただし12/24、1/14は開館)、12/28〜1/1、1/15

■会場
国立西洋美術館(東京・上野公園)
東京都台東区上野公園7の7

■開館時間
9時30分〜17時30分
(金曜、土曜は20時まで。ただし11/17は17時30分まで)
※入館は閉館の30分前まで


BENTO おべんとう展(東京都美術館)

引用: おべんとう展公式HPより


日本独自の文化として、近年は海外からも注目されている「お弁当」。日々の昼食はもちろん、晴れ舞台に華を添えたり、行楽の際に一緒に食べたりなど、様々なタイミングで大事な役割を果たしてきています。そんなお弁当を、コミュニケーション・デザインの観点から見た作品群に仕上げたのが、今回の展覧会です。

1つ1つのお弁当に込められた物語や、それを追った写真、また子供も大人も楽しめるワークショップなど、内容が盛りだくさんです。

《開催概要》

■会期
2018年7月21日(土)~10月8日(月・祝)
月曜日休館
※ただし、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、24日(月・休)、10月1日(月)、8日(月・祝)は開室

■会場
東京都美術館 ギャラリーA・B・C
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36

■開館時間
9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)


チームラボプラネッツ(豊洲)

­開催されるたびに話題になる、チームラボ主催の施設。デジタルテクノロジーを駆使して圧倒的な没入間を表現する作品の数々は、幻想的で、非日常感にあふれています。

その様子を、ニュースやInstagramで見たことのある方も多いかもしれません。

まさに「インスタ映え」する場所の代表格。オシャレをして、撮影に出かけるのもいいですね。

《開催概要》

■会期
2018年7月7日 – 2020年秋
2018年10月4日(木)のみ休館

■会場
東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO

■開館時間
2018年9月30日まで
平日・日曜・祝日 9:00 – 23:00(最終入場22:00)
金土祝前日 9:00 – 24:00(最終入場23:00)

2018年10月1日以降
平日 10:00 – 23:00(最終入場22:00)
土日祝 9:00 – 23:00(最終入場22:00)


フェルメール展(上野の森美術館)

「光の魔術師」とも呼ばれるヨハネス・フェルメール。静かで、でもどこかミステリアスな雰囲気を持つ彼の作品は、「真珠の耳飾りの少女」「牛乳を注ぐ女」など有名作品が多数。日本で開催された過去の美術展においてもかなりの人気です。

過去最多の出展がある今回は、混雑緩和のために日時指定入場制となり、希望する日時の指定チケットの購入が必要です。ただ、その分、楽しめる要素は十分。

人数を制限する分、音声ガイドを全員に無料提供するとのこと。また、フェルメール作品をすべて1つの部屋にまとめた「フェルメール・ルーム」が設置され、現存数の少ない彼の作品を一堂に見られるという、贅沢な構成です。

土日祝日はチケットの売り切れが予想されますので、早めに購入しておくといいかもしれません。

《開催概要》

■会期
2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)
12月13日(木)のみ休館
日時指定入場制

■会場
上野の森美術館 〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2

■開館時間
開館時間は9:30~20:30(入場は閉館の30分前まで)


どうせなら、ファッションからアートを

美術館に行くなら、ファッションも気分に合わせて選ぶのもおすすめです。

美術作品をモチーフにしたデザインのファッションアイテムも、探してみると意外とあるので、知っている作品を見つける楽しさを感じられるのでは。

■ ネクタイ

モネの作品をモチーフにしたネクタイです。一見すると切手か何かのデザインに見えますが、フレームの内側はすべてモネの絵画。よく知っている人なら、ついつい「これ、あの作品だよね?」と聞きたくなりそうです。

■ スカーフ

今回ご紹介したボナールとほぼ同年代に活躍したグスタフ・クリムトの作品をモチーフにしたスカーフ。絵画作品は、素敵な色合いのものが多いので、スカーフとしてファッションに取り入れると良い感じですね。

■ アートソックス

有名な絵画・彫刻作品をモチーフにした靴下です。今回ご紹介したフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のデザインもあります。すぐに見える範囲ではないですが、ちらりとアートを感じられるのが素敵ですね。


美術館を出てからも楽しめる場所へ

美術館を出てからも楽しめる場所へ

美術館を楽しんだ後は、少し足を休めたくなるもの。落ち着いたカフェやレストランで、感想を話しながら一息いれるのもいいですね。コラボメニューが用意されている店もあり、いっそう話が弾むかもしれません。

■レストラン・ミューズ
東京都美術館内の2階にある、レストラン・ミューズは、さすが美術館内のレストランということもあり、雰囲気もよく、コラボメニューもたくさん!現在は、BENTO おべんとう展のコラボメニューがあります。

上野の森美術館や、国立西洋美術館からも近く、系列のカフェも1階にあるので、休憩にはぴったりです。

■Afternoon Tea Room
フェルメール展とコラボしたメニューが9月27日から始まるのが、Afternoon Tea Room。一部を除く多数の店舗で、コラボメニューが販売されるそうです。開催地の上野にも、駅前に店舗があるので、帰りがけに寄ってもいいですね。

美術館デビューにもおすすめな、この秋開催の美術展をご紹介してきましたが、1番楽しむ方法は、興味を持つこと。「こんな作品もあるんだ!」と興味を持って、調べていくうちにハマって、どんどん楽しくなってくることもよくあります。

芸術の秋、大人の趣味をひとつ増やしてみるキッカケにしてみてはいかがでしょう。

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