断捨離して気づいた ストレスの正体はお前か
自分の身の回りを断捨離して、お気に入りの物たちだけが残り、とても爽快な気分になりました。
なんとなくのモヤモヤから解放されてちょっとだけ見えてきた”ストレスフリー”。
しかし「これがストレスだ」と認識はなく「なんとなくストレスだ」とストレスの正体は何なのかはっきりしていませんでした。そこで今回の爽快感はどこから得られたものなのか辿れば、感じていたストレスの正体が分かるんじゃないかということで検証してみました。その結果、この3つが私のストレスの正体だったことに気づきました。
1.散乱している状態
2.選択肢が多いこと
3.物を探す手間
ひとつずつ説明していきます。
ストレスの理由その1 散乱している状態
物が正しい場所に戻されていない、コンビニ袋に入って床に放置されたゴミ、飲みかけのペットボトル…。なんとなく「あとでいいや」「仕事がんばったし休ませて」「今度まとめて掃除しよう」という心の声に負けて先延ばしするクセが散乱という状態を作っていました。心のどこかで「ちゃんとしたい」と思いながらいつもの惰性を「人間らしいじゃん」と正当化していました。
しかし、断捨離してキレイな部屋にいると極上に気持ちがいい。そして「私ちゃんとしてるな」と、自分を認めてあげられるようになりました。「散乱している状態を許してしまっていること」と「本当はキレイな空間にしたい」とのギャップに、ストレスを感じていたことに気がつきました。やはり自分の思い描いた通りに生きるって素晴らしいですね!!
ストレスの理由その2 選択肢が多いこと
毎朝着ていく服を選ぶ際、洗濯中で着る服がなくて奥からひっぱり出してきて、着合せをあれこれ考えることもよくあります。
私はファッションが好きなので新しい組み合わせを発見し、コーディネートが1つ増えたと喜んでいました。しかし服を断捨離してコーディネートを3パターンに減らして、ローテーション制にしてみたところ、すごいことに気づきました。
”着ていく服決まってるってすごくラク!”
今日着ていく服を選ぶ事が楽しい!と思い込んでいましたが、毎日組合せを考えることをやめてみて気づいたことは、「実は組合せを考えることがストレスだったんじゃないか」という疑惑。
とにかくお気に入りのコーディネートを決めておいて、あとはローテーションを回すだけ。ただでさえ忙しい朝に何も考えなくてもすでに決まっている状態って、私にとってはストレスフリーだったんです。
「重要な選択の精度を高めるために、重要ではない選択はなるべく避ける」という理由で毎日同じコーディネートで有名なのがAppleのスティーブ・ジョブズ、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ。
突出した偉業を成し遂げている人は、重要な1%のために他の99%を手放すことを徹底されていますね。
ストレスの理由その3 物を探す手間
これはなんとなく気づいていました。物が見つからないときはすごくイライラします。とにかくムダな時間や手間はイヤですよね。「絶対ここにある」と確信があるときはいいのですが、「いつ見つかるのか先行きが不透明な状態」に私は極度のストレスを感じるのだと気づきました。
しかし断捨離した結果、物が必要最低限なので頭の中でどこにあるかが把握できているのです。
物を少なくすることで、すべての物を管理下に置けているこの感覚は、最高に気持ちいいです。物を探すことがなくなり生まれた時間と心の余裕を使って、自分の好きなことについてゆっくり考えるようになりました。
管理するものを減らすメリット
物を減らすとメリットのひとつは「管理する物が減る」ということです。
例えば「あ、あのゲーム機の充電切れそうだったな…」と頭の中で意識する回数、そして実際に手を動かして、充電ケーブルを取り出して電源に繋ぐ労力と時間…。持っているさまざまな物に対して大なり小なり労力と時間をかけていましたが、正直管理しきれていなかったのが現状でした。
物を減らした分だけ生まれた意識とお金を、他のことに使えるようになる…なんて素晴らしいことだ!これは革命だ!と私の心は踊りました。
そして物をなくすと、残ったものがなぜ大切なのか考えさせられます。
大切な理由に気づき、生み出した時間やお金でもっと大切にできる素晴らしいサイクル…。「絞って集中」これがミニマリストの真骨頂なのだと体感しているところです。自由って最高!