【実録】友達と猫カフェに行ったら15分で帰りたくなった話

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みなさん猫カフェに行ったことはありますか?

先日友人が東京観光に来たとき、猫好きの彼と秋葉原の猫カフェに一緒に行きました。私にとっても初めての猫カフェでした。

猫カフェのイメージは…

・かわいい猫がいて遊んでくれる

・そのかわいらしさに癒される

もちろんそんなサービスにお金を払うもんだと思っていたのですが、結論から言うとぜんぜん違いました。

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猫カフェのシステムを知るところから

まず友人と猫カフェに入って、

店員さん「時間制となっておりまして、30分ごとになりますがいかがなさいますか?」

私(お、時間制なんだ… 30分だけだとケチくさいと思われるかもしれないな…)

私「1時間でお願いします(ドヤ顔で)」

店員さん「かしこまりました~ではドリンクが付いてますのでお選びください」

私(お、まだ選ぶもんあるのかよ…)

友人「カモミールティーで」

私「 …をもう一つで。」

初めての場所でもナメられないようにしなければと思い、多少動揺しましたが、なんとか猫との戯れタイムが訪れました。

猫と戯れタイムと思いきや!?

先に何組かのお客さんたちが猫と遊んでいました。そのうちの1組は常連さんのようでした。いきなり「ねこねこ~♪」とがっつくと恥ずかしいので、ちょっとクールな感じを装い、猫たちを微笑ましくながめがなら、運ばれてきたカモミールティーを一口いただきました。さすがに猫と遊びたい気持ちが抑えられなくなって、スッとひざ立ちになって猫に近づいていきました。

(さー遊んであげるよー、こっちおいで~)

手を伸ばしましたが、サッとかわされてしまいました。

(後ろからだったからびっくりさせちゃったのかな?)

今度は正面から呼び寄せるそぶりで話しかけてみました。

「猫さんこっちですよ~」

確実に見えているのに、澄ました顔して両手を広げた私の脇を程よい距離感で素通りする猫さん…悔しいので何度か優しく近づいたり、話しかけたりしてみました。そうやっているうちにあることに気づきました。

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まったく相手にされてねー!

私たちはいったい”何に”お金を払っているんだろう

猫のかわいらしさに癒されることの対価としてお金をお支払いしている私…

”追いかけても追いかけても逃げてゆく月のように~♪”

と、イエモンの「バラ色の日々」が流れ始めていました。開始15分でもうイヤになっちゃいました。

隣にいる友人も同じ状況で、二人でゆっくりとぬるくなったカモミールティーをすすりながら

”なんで1時間にしちゃったんだよ!”

と自分でも思ったし、彼も同じこと言いたいのはこの空気感で分かりました。あと45分どうやって過ごそうかな…途方に暮れていました。

なんとなく気になって、まわりの人たちがどう過ごしてるのか見てみると…逃げられ、うまくコミュニケーションとれずに困惑しているお客さんの姿(私たちと同じか…)

常連さんはどうしてるのかな…?…え?猫さんたちとちょっと遊んでるやん!?

基本、素通りの猫さんも、たまに相手してくれているではありませんか?これならちょっとだけですが、思っていた猫カフェ感があるではありませんか?なにが違うんだ!?

課金というワナ

よーく観察してみると、常連さんの手には棒の先にキラキラテープがついた、猫じゃらし的なおもちゃがあるではないですか!?それは受付のところでみた、オプション料金でレンタルできるやつですね?課金しまくるのは自分の美学に反するので、オプションつけずに安上がりにサービスを受けようという前提だったことを思い出しました。

ですが今は状況が変わりました。このままでは、サービスを受けられず、苦痛な1時間を意地で過ごすハメになるぞ!

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差し入れを持っていかないとロクに接客してくれないキャバクラなのか!?

どっちがサービスしてるのかわからなくなっちゃうくらい困惑していた私は、この状況をなんとか変えるため、ついに課金してしまいました。美学に反することをしたことに後ろめたさを感じなからも、背に腹は代えられぬということで、必死になってキラキラテープで猫さんたちと仲良くなろうとがんばりました。

努力の甲斐あってか、ちょっとは反応してくれるようになってきました。

(お、いろいろ工夫すると反応が変わってきておもしろいなコレ!)

もっともっとコミュニケーションとって猫さんの心をがっちり掴みたい!

やる気になってきたその瞬間…

「お客様、そろそろお時間です」

ぬぉ!

面白くなってきたと思ったら取り上げられちゃったよー。不完全燃焼な感じのまま、秋葉原駅へとトボトボ歩きながら、私たちは思いました。

ぜったいまた来よう

思っていたのと全然ちがっていましたが、結果的に猫カフェはめちゃくちゃおもしろかったです!こうやってリピーターが増えていくんですね、きっと…。

おもしろいですね、

”ツンデレな猫カフェ”

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