みなさんは映画が年間で何本公開されているかご存じですか?
アクションやSF、恋愛、シリーズ作品などさまざまなジャンルの映画が公開され、昨年2018年は1192本もの作品が公開されています。
そして最近では映画の種類にとどまらず、映画の楽しみ方も幅広く増えてきています。カフェで映画を鑑賞したり、ピクニックしながら映画を楽しんだり。
いま注目されている新しい映画の鑑賞方法を提案しているのが移動式映画館「キノ・イグルー」です。
今回は、イベントとして映画を楽しむことができる「キノ・イグルー」のイベントについて紹介します。
「キノ・イグルー」によるいろんなシーンで映画を観る新提案
「キノ・イグルー」とは、カフェや公園、美術館などさまざまな場所で映画を上映している移動式映画館です。
2003年に設立され、中学の同級生である有坂塁さんと渡辺順也さんの二人によって運営されています。有坂さんはもともとレンタルビデオ屋のバイトをしていました。そこで働いていた友人がオープンした小さな映画館で上映するきっかけがあり、「キノ・イグルー」を立ち上げられました。そこから1年ほどでバイトを辞め1本で活動しています。
もともとは有坂さんが、映画を観る際に映画館かDVDの2択しかないことに対し疑問をいだき、「もっと映画を観れる場所を増やしていきたい!」という思いで動き出したそうです。
「キノ・イグルー」という言葉の意味は、フィンランド語で「かまくら映画館」。フィンランドの鬼才アキ・カウリスマキより名付けられたそうです。
閉鎖的な空間が苦手で普段なかなか映画館に行かない人も、ライブやフェスのようなイベントの感覚で映画を観に行くことができます。
場所やテーマ、希望などに合わせ、有坂さん自身が作品を選びます。それだけでなく、ご飯のメニューを考えたりと、より映画を楽しむことができるように演出されています。
イベントについては、キノ・イグルー公式HPイベントページより内容を確認することができます。
おすすめイベントはこちら
◆博物館で映画を楽しむ!『この世界の片隅に』
ビールやソフトドリンク、フードなどをお供に映画を楽しむことができる野外シネマイベント。今月は“東京国立博物館”の本館前にて開催予定です。
今回上映される映画は、2016年に上映された邦画『この世界の片隅に』です。
戦時中の広島を舞台としており、呉へ嫁ぎ生きていく女性“すず”が主人公です。家族団欒のほのぼのとした日常から、戦争が始まり生活が変化していきます。その中を生きていくすずの姿から、家族愛や戦争について考えるきっかけとなる映画です。
日程は、9/20(金)、9/21(土)です。いつもは映画館で観ている方も、開放的な空間で映画を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
◆自分にぴったりな映画がわかる!月に1回の映画カウンセリング
普段どんな映画を観ようか、迷う人も多いのではないでしょうか。たまには違うジャンルの映画を観たい、自分では選ばない映画にも触れてみたい、という方にオススメなのが、映画カウンセリング「あなたのために映画をえらびます。」です。こちらは、月に1回開催されており、自分にぴったりな映画を有坂さんが選んでくれるイベントです。
さまざまな質問をし、その回答を受けておすすめの映画を5本教えてくれます。これから映画を趣味にしていく方も、映画の幅を広げていきたい方にもおすすめです。
お申込みについては、キノ・イグルー公式HPイベントサイトやinstagramで日程が決まり次第公開されます。
ぜひ参加してさまざまな映画に触れてみてはいかがでしょうか。
映画を身近に感じられる!気軽に楽しむなら「キノ・イグルー」
お店での映画上映や映画カウンセリングなどを行い、より多くの人が映画を楽しめるように活動している「キノ・イグルー」。
これから映画を趣味にしたい、気軽に映画を観たいという方もぜひ一度イベントに行ってみてはいかがでしょうか。新たな映画の楽しみ方を味わえること間違いなしです。