家族や友人、恋人など大好きな人々であっても、ふとしたときに価値観の違いを感じることってありますよね。
人は育った環境や周りにいる人の価値観や考え方に影響されると言われています。人が100人いれば100通りのバックグラウンドがあり、大切にしていることがあります。
なかには、自分が大切にしていることが相手に理解されない経験をした方もいるのではないでしょうか?
友人や夫婦のみならず、血の繋がった親子同士でさえも、ちょっとした価値観や考え方の違いで故意なく相手を傷つけたり、逆に傷つけられたりすることもあります。
今回、ご紹介する『私のおっとり旦那』は、性格も、得意なことも、育ってきた環境も違う凸凹夫婦の日常生活を綴ったエッセイマンガです。
夫婦関係だけでなく、違う環境で育った他人との付き合い方のヒントも詰まっています。凸凹夫婦に学ぶ、人間関係を円滑にするコツをご紹介します。
凸凹夫婦の日常生活をえがくエッセイ『私のおっとり旦那』とは?
『私のおっとり旦那』は、きれい好きでせっかちな妻と、大柄でおっとりな旦那の夫婦生活を描いたマンガです。
見た目も性格も正反対な凸凹夫婦が、時にけんかしたり、時に笑いあったり、日々生活する様子がかわいい絵柄で表現されています。
生まれも育ちも違う他人同士が夫婦になり、生活を共にしていく中で、価値観の違いや生活習慣の違いが出てきます。
凸凹夫婦の価値観の違いの受け入れ方や夫婦円満の秘訣は、きっと夫婦関係のみならず人間関係にも生かせるはずです。
『私のおっとり旦那』に学ぶ人間関係を円満にする秘訣3つ
背景の違う赤の他人同士が夫婦になるのだから、価値観が違うのは当たり前ですよね。
だからこそ相手をどう受け入れるかが重要です。凸凹夫婦が大切にしている、夫婦関係を円満する秘訣は3つです。
1. 絶対に相手を否定しない!だから自由に話せる
他人同士が一緒に生活するときに、育ってきた家庭特有の文化や習慣の違いが出ることがあります。
例えば、目玉焼きに醤油をかけるか、ソースをかけるか。はたまた塩をかけるか、マヨネーズか。たったそれだけでも、家庭の違い・好みの違いが出ます。どれも間違いじゃないですよね。
「趣味や考えが共通している方がうまくいくのではないか」と思いがちですが、うまくいく人間関係のコツは趣味や考えを否定しないことです。
お互いに心地の良い関係を築く上で、言いたいことを言い合える関係は大切ですよね。
凸凹夫婦の旦那はおだやかで、相手のことを否定しません。
なんでも言いやすい関係を作るには、相手の言うことを否定しない姿勢が大切です。
2. 相手の不得意を自分の得意で補う!だからより一層絆が深まる
我慢できることとできないこと、気になることと気にならないことなど、人によって「苦痛と感じるレベル」が違います。
例えば、掃除の頻度や程度がわかりやすいです。床の上にペットボトルが置いてあるだけで無理と思う人もいれば、毎日掃除することが当たり前の人もいます。「快」「不快」は人に依存します。
凸凹夫婦は、妻が生粋のきれい好きで、旦那が割と許容できるタイプ。汚さを許容することは妻の苦痛になるし、自分がやってしまうと苛々が募ります。
妻は、甘やかしすぎず、息の詰まる家庭にもしたくないと、自分の得意で相手の不得意を補うことに決めました。
とはいえ、旦那にも事あるごとに要望を伝え、掃除するように言うそうです。
その一方で、妻は計算や書類整理が苦手なので、旦那の力を借りるそうです。
まずは自分がどうしたいか、相手にどうして欲しいかを伝えて、妥協点を探ることが円満な生活には大切です。お互いの思いやりが大事ですね。
3. お互いを縛らない!だから「自然体」でいられる
「友人」だからこうしなければならない。「夫婦」だからこうしなければならないということは、本来ないはずです。要はお互いが納得していれば良いのです。
凸凹夫婦も、妻が創作活動に集中するために、1ヶ月山ごもりする期間があります。
夫婦だからずっと一緒にいなければならないということはないし、個々を大切にする時間も必要ですよね。
これは、夫婦が話し合って決めたルールなので、世間一般の人から見たら当たり前ではないかもしれません。しかし、お互いが納得していたら良いと思いませんか?
2人で価値観をすり合わせて、許せるところと許せないところの境界線を探って、2人で2人のルールを決めれば良いのです。
お互いが「自然体」でいられるようにすることが、お互いの幸せにつながります。
価値観が違っても大丈夫!円満な人間関係を築いて自然体に生きましょう
凸凹夫婦は苦手なことも得意なことも違うからこそ、お互いを思いやりながら生活しています。
夫婦の生活から学ぶ、人間関係を円満にする秘訣は、
お互いを否定しないこと
自分の得意で相手の不得意を補うこと
お互いを縛らないこと
どれも当たり前の事かもしれませんが、大切なことです。
価値観は違うものです。それをお互いに理解した上で、どこまで許容できるのか、どうしてもできないならどうしていくのかの妥協点を探していきましょう。
お互いに無理せず、自然体に生きることができたら、きっと今よりも生きやすくなるはずです。