家事芸人が大絶賛の「オキシ漬け」オキシクリーンを使ったラクラク掃除術

掃除

皆さん最近よく「オキシ漬け」というハッシュタグをSNSなどで見る機会も多いのではないでしょうか。インスタグラムのハッシュタグ検索では、なんと約9万件もヒットするんだとか。その名の通り、オキシクリーンを混入させた溶液をシンクなどにためておき、汚れのついた食器、衣類、家庭用品などを「漬けるだけ」のらくらく掃除術です。

『ほったらかし掃除術』(松橋周太呂/SBクリエイティブ)では、家事芸人「家事えもん」として活躍する著者が手軽に購入できる便利グッズを使った掃除術を紹介。ほったらかしておくだけであっという間にキレイになり、しかもそのキレイが持続する掃除術をたくさん紹介しているので、大掃除に役立つこと間違いなしです。

1分でも効率的に掃除したい、寒い中からだを動かすのが嫌だというズボラな皆さま向けに、本記事ではオキシクリーンの活用方法をご紹介していきます。

シンクを使えばらくらくオキシ漬け

“ほったらかし”掃除の基本中の基本アイテムであるのがこの「オキシクリーン」。酸素系漂白剤の1つです。

●オキシクリーン

酸素系漂白剤と聞くとパッと思い浮かぶのが、色柄物の衣類の洗濯に使う洗剤ではないでしょうか? でも、実は洗濯以外にも、キッチンやバスルーム、トイレ、リビングとさまざまな場面で活躍するマルチクリーナーです。

「オキシ漬け」とは、40~60℃の湯4ℓにキャップ1杯(約28g)のオキシクリーンを入れてよく溶かした液に、20分~6時間漬けおきする方法のことで、あまりに手軽なうえに効果は抜群ということで、大注目の掃除術です。

シンクを使ったやり方はとっても簡単、まずはシンクの排水口に栓をします。栓がない場合は水をいれて口をしばったビニール袋を排水口にいれると、即席の栓がつくれます。あとはお湯をためればオッケー。洗いたいものが浸るくらいの深さまでためれば十分です。

汚れが気になるまな板、麦茶ポットやステンレス製のものなどをポイポイとシンクの中に入れて漬けて1時間ほど“ほったらかし”にします。この時、オキシクリーンをしっかり溶かすことが大切なので、底に溶け残りがないようにボウルなどでよく攪拌しておきます。

1時間ほどオキシ漬けしたあとは、シンクからオキシ溶液を抜き、再び水を半分ほどため、その中でつけておいたものをスポンジでこすりながらすすぎます。

また、桶代わりに使っていたシンクもスポンジでこすり、あとは流水ですすげば全部がピカピカに。漬けおきしたモノだけでなく、同時にシンクの掃除までできるなんて、忙しいときには嬉しいですよね。

バスルームは床一面ためてオキシ漬け

バスルームの床には体の皮脂汚れやせっけんカスなどがたまりやすく、気が付いたらカビやヌルヌルが。いつもならお風呂掃除用洗剤をつけたスポンジでゴシゴシして洗うのですが、簡単に汚れが落ちなかったり、長時間の作業で腰が痛くなったりして、なかなか大変な掃除です。こんなときにも「オキシ漬け」がいい働きをします。

バケツなどに60℃の湯でオキシ溶液を作り、床一面にジャーっと流し、あとはこのまま4~6時間ほったらかして漬けおくだけ。床一面まとめてオキシ漬けしている景色は壮観です。臭いが気にならないオキシクリーンだから、広い面を漬けおきしても問題ありません。

漬けおき後は、オキシ溶液を流し、もし汚れが残っていたらブラシなどでこすり洗いします。最後にシャワーでオキシ溶液をすすげば完了。

いつもなら、いたるところにある黒ずみを、その箇所ごとにブラシでこすり洗いしていたと思います。ですが最初にオキシ漬けすることで、洗い流しただけで大半の黒ずみがなくなっていて、かなり楽に床をキレイにすることができ感激するでしょう。この掃除術、かなり快感でクセになりますよ。

トイレの便器はオキシパックで

何度も使う場所であり、最も掃除がしたくない箇所の1つにトイレがあります。家族みんなが気持ちよく使えるようにするために、ここでもオキシクリーンを活用します。まず便器内の水がたまる部分の境目や裏などにトイレットペーパーを貼ります。

そして、40~50℃の湯500mlに5~10gのオキシクリーンを入れて溶かした濃いめのオキシ溶液をスプレーボトルに入れたら、先ほどのトイレットペーパーの上からオキシ溶液をシュッと吹きかけ、そのまま30~1時間パックして放置します。その後トイレットペーパーを流し、ブラシでさっとひとこすりすればピカピカになっています。

いつもなら裏の汚れをブラシでゴシゴシこすって、やっとの思いで掃除をしていたのではないでしょうか。オキシパックしたあとだと軽くこするだけで簡単に汚れが落ち、ここでもオキシクリーンのパワーを実感できると思います。このオキシ溶液は便器内だけでなく、雑巾に吹きつければ便座や壁・床などをオキシ拭きすることもでき、一気にトイレまるごと掃除完了です。

まとめ

新しいシーズンを迎えるときは、掃除以外にもやるべきことがたくさんあるかと思います。でもこの「オキシ漬け」で大幅な時間の有効利用ができます。

また大掃除シーズンだけでなく、普段の洗濯に取り入れることでも汚れの落ち方がグッと変わりますね。とにかく楽をしたい皆さんはこのオキシ漬けをマスターすることをおすすめします!

●ほったらかし掃除術

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