みなさん、ごきげんよう。
今回は、人生を楽しむコツを、マンガ『プリンセスお母さん』からご紹介します。
『プリンセスお母さん』の主人公は、ギャグマンガマンガ家のマチコ先生の「母」こと「カトリーヌ・ママ子」。
カトリーヌ・ママ子(以下、母)は、アラカン(アラウンド還暦)ですが、今でも人生を楽しんでいます。母の趣味は「貴族(姫)ごっこ」で、パート先の人に「姫」と呼んでもらっていたり、子ども相手にも貴族の親子ごっこをしたり、とにかく自由なのです。
何歳であろうが、自分が一番自分の人生を楽しむこと。
何にも遠慮せず、自分自身がしたいように自由に生きること。
好きなことを好きなだけ、好きなようにやること。
既婚でも、未婚でも、子どもがいても、いなくても、「自分がどう生きていきたいか?」が一番大切です。
「なぜか毎日が楽しくない」とか「周りが結婚してきて焦る」とか、自分の人生を楽めていない方や、自分以外の周りの状況の変化に不安になっている方におすすめしたい『プリンセスお母さん』。
母の生き様は、私たちに、もっと肩の力を抜いて、自由に生きていいんだということを教えてくれます。
そんな、人生を楽しむ天才!母の生き方が描かれる『プリンセスお母さん』をご紹介します。
庶民だけど心は貴族な主婦をえがく『プリンセスお母さん』とは?
『プリンセスお母さん』はギャグマンガ家の並庭マチコ先生の、母と家族の発言や行動の実録をマンガにしたものです。
マチコ先生の家族構成は、貴族ごっこが大好きな母、小学校の先生をやっている常識人の父、ドジっ子教師の姉と、少年の心を持つ大学生の弟の5人家族です。
この家庭環境の中でのびのびと生活する母の言葉のセンスや、マチコ先生のツッコミのテンポが良くて、ギャグマンガとしても楽しい本作。
すべてリアルな話だという『プリンセスお母さん』は「こんなふうに人生楽しむアラカン(還暦)が本当にいるんだ!?」と驚きと共に、元気を貰えるはず。
さっそく人生を楽しむコツを学んでいきましょう!
『プリンセスお母さん』に学ぶ人生を楽しむための3つのコツ
家の2階に上がるときは軽やかに歌を歌い、醤油さしにアテレコして会話する。そんなちょっと不思議で愉快な母の、楽しく生きるコツをご紹介します。
すべてを前向きに捉える! だから人生を「ラッキー」と思える
母の良いところは、悪いことがあってもその捉え方が良いのです。
ある日、洗濯ではハンガーが目に入り、掃除機では巻き取りコードが額に当たり、落ち込んでいた母。しかし、母はこう捉えます。
「これは神様から私への試練なのかな?」
「『あまりに心が清いから 神様が期待して試練を与えている』と思うことにしているの♪」
悪いことも試練と捉え、試練でさえもポジティブに捉えているのです。
他にも、運悪く窓ガラスを割ってしまった母は、窓ガラスを割ってしまったことではなく、娘のマチコに気づかれ怒られなかったことをに対して、
「やばい!叱られる!と思ったのにバレなかったからラッキー」
と一言。
窓ガラスが割れた悪いことを気にしないポジティブさが母の良いところです。
どんなことでも前向きに捉えるからこそ、「ラッキー」と捉えられるのですね。
本気でやると人の心を動かす
母の良いところは、自分がやりたいことに本気になれることです。
母は貴族が好きで、母も「姫」のように振る舞います。
ホテルに行ったときは「私の城へようこそ」♪
パート先の人には「姫」と呼ばれ、あいさつもまるでドレスを着ているかのように裾をつまんでエアードレスの社交をする。
好きなものに本気だからこそ周りが動かされ、しまいには、
「今日も素敵ね 姫!」
「ありがとう 他国の姫!」
というやり取りがされるまでになりました。
自分のやりたいことを周りにも浸透させる力は、本気だからこそですね。
スキルが身につくのは好きがすべての原動力だから
母の良いところは、自分の「好き」に一直線なところです。
中学生の頃にビートルズのポールに恋に落ち、ポールと結婚することを夢見て必死で英語を勉強した母は、とうてい主婦とは思えない程の英語力があります。
その愛情は強く、
「とにかくポールに自分の考えを伝えたい、知ってほしいって思ったの!」
と、自分をアピールするために英語を学び始めたそうです。
しかし、ポールを愛しすぎて、ポールの出身地であるイギリスには一度も行ったことがないそう。なぜなら「自分が嫁ぐ国だと思っているから、旅行ではいきたくなかった!」だそうで、理由がなんともチャーミングです。
ポールがライブで来日すれば駆け付け、ライブを見ながら一心にポールと魂の会話をしたり、ライブ会場では豆粒大でしか会えないポールと会えない現世の距離に絶望したりと、感性も斜め上な母。
“好きこそ物の上手なれ”とはよく言ったもので、何かへの“愛”もものによっては大きなスキルを習得するまでになるのですね。
ちなみに、ポールのために磨きまくった英語力は、家族旅行でも遺憾なく発揮されていました。
どうせ生きるなら楽しく!これからは自分の人生を自分のために生きる
母のように人生を楽しむコツは「なんでも自分の捉え方次第」です。
どんな事象も自分が良いように捉えたら、全てがラッキーに思えるし、本気で取り組む人には本気で返してくれる。そして、すべての原動力は好きという気持ちです。
自分の好きなものをとことん突き詰めて、その情熱で周りも同じくらい巻き込むと、自分のなりたいものに近づいていきます。
自分の好きなように生きることはとても自由で、母の生き方はとてものびのびしているように見えます。
現代に生きる私たちは、人の見る目を気にしたり、勝手に自分に「こうあるべき」と課していたりして、生きにくい人も多いはずです。
しかし、本当は自分が生きたいように生きたほうが楽しいですよね。
どうせ生きるなら母のように自由に楽しく!
自分にとってなにが最高の人生なのか、そういう人生を選べたら最高ですね。
そのために『プリンセスお母さん』は全力で応援してくれるはずです。