皆さんは普段は何を飲まれますでしょうか。ビール、日本酒、焼酎、ハイボール、色々ありますが、親しい方や家族との記念日で飲むイメージがあるのがワインです。
幸せをイメージする飲み物に関する調査では、ワインに票が集まったそうです。
本記事ではこれからワインを始めたい方々にとって知っておくべきフードペアングをご紹介します。
なぜワインを趣味にするのか
調査結果によると実はワイン飲用者は6割弱にのぼり、お酒好きの皆さんも口にしたことが多いのではないでしょうか。
また、ワインの飲用シーンを見ていくと、1位は「親しい友人や家族と一緒に」が54.5%、続いて「料理に合わせて」「ひとりでゆったりとした気分で飲みたい時」「クリスマスやお正月などの季節行事の時」「誕生日、結婚記念日などの記念日に」が各20%台で選ばれています。
ワインの飲用頻度・引用シーンについて
※引用:PRTIMES ワインに関するアンケート調査 第7回(MyVoice)
また、「幸せをイメージする飲み物」としてアンケートを取ったところ、「ワイン」が僅差で1位だそうです。特に女性からの支持は圧倒的です。
幸せをイメージする「飲み物」は? 「ワイン」が僅差でトップに
※引用:幸せを感じる「色」「自然の光景」は?秋を迎えて変化する幸せ観をリサーチ(ハピ研生活意識調査)
記念日を楽しみたい、大切な人と過ごす時間に幸せを感じたい、など人生の一コマを彩りたいと思っている方々にとってはワインはおススメですね。
ワインとフードペアリングの基本
以前の記事でもご紹介しましたが、赤ワイン、白ワイン、ロゼは製法段階に違いがあり、それぞれ味にも特徴があります。
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さて、フードペアリングとはワインだけでなくさまざまな飲み物と食事の組み合わせを考えることです。誰でもイメージできる簡単な例で言うと「刺身+日本酒」、「コーラ+フライドチキン」、「ビール+餃子」などですね。
ワインであれば最も代表的なフードペアリングはチーズではないでしょうか。チーズの場合は「ワインと産地が近い」で選ばれるケースは多いです。
フードペアリングにおける基本的な考え方は、大きく2種類あります。
・同調させる
香りや味が似ているもの同士を組み合わせることによって、口当たりをまろやかする方法のことです。例えば、「コショウを効かせたステーキにスパイシーな辛口の赤ワイン」「土の香りがするきのこ料理に、醸造をしっかりさせたフルボディの赤ワイン」「爽やかなフルーツに、柑橘系の香りの甘口白ワイン」といった組み合わせです。
・ギャップを活かす
異なる香りや味のものを組み合わせることによって、ひと味違う感覚や料理の味を引き立たせる方法のことである。例えば、「レモンクリームソースの魚料理に、爽やかな酸味の赤ワイン」「生クリームで煮込んだ鶏肉に、柑橘系の香りのシャルドネ」といった組み合わせです。
・「肉料理は赤ワイン」「白ワインは魚料理」は定番
「肉=赤、魚=白」が多いですが、もう一歩踏み込んで見てみますると「色が濃い料理=赤」、「色が淡い料理=白」と考えられています。ただし醤油とわざびとの相性を考えると、白身魚でも刺身の場合は、赤ワインの方が相性が合います。
肉か魚かだけでなく、調理の仕方で判断するのも良いでしょう。 温度の高い料理なら赤ワイン、温度の低い料理なら白ワインが合う傾向にあります。また野菜は白ワインの方が、野菜の甘味を際立たせるので相性が良いです。
一般的なフードペアリングの例
一般的な組み合わせの例を紹介します。
まずは定番の組み合わせを学んで料理選びをしていきましょう。
赤ワイン
サーロインステーキ、仔牛のロースト、すき焼き、焼き鳥、肉じゃが、もつ煮、ウナギの蒲焼、カツオのたたき、醤油で食べる焼き魚、天つゆで食べる天ぷらなど。
白ワイン
アサリと青物のぬた、白身魚のカルパッチョ、水炊き、鶏肉の香草パン粉焼き、豚しゃぶ、グラタン、クリームコロッケ、カプレーゼ、レモンで食べる焼き魚、塩で食べる天ぷらなど。
ワインタイプ別
スパークリングワイン…チーズ全般、パン、魚料理
ライトボティ…きのこ、パン、甲殻類、鶏肉、ハムなど
ミディアムボティ…きのこ、パン、ソフトチーズ、鶏肉、牛肉、ハムなど
ボルドーワイン…ハードチーズ、牛肉、ハムなど
デザートワイン…スイーツ全般、ソフトチーズ、ハムなど
まとめ
幼少期から食べてきたものによって、味覚は人それぞれ違う部分もあります。今回説明した内容を一つの基準として、自分のワインと料理の相性のものさしを作ってみるといいですね。
ストックしているワインをふと飲みたいと思った時、冷蔵にあるものだけで、ワインに合う料理が作れるようになったら、ワインライフはもっと楽しくなりますし、それを友人や恋人、家族に振る舞うだけでも喜ばれます。
ワインと料理の相性を開拓することは、知識が深まるだけでなく、ワインを楽しむためのいろんな敷居を下げてくれます。「肉料理なら赤ワイン」、「魚理料なら白ワイン」にとらわれることなく、ぜひ、料理とワインの相性をいろいろ探してみてください。