【七草の節句】七草がゆを食べて正月疲れの胃を回復させよう

料理

いよいよ2019年に突入しました。みなさん、今年はどんな一年にされますか。年始と言えば、さまざまなイベントや行事があります。一年に一度ということで、親戚や家族と過ごす方、地元に帰省して友達と久々に会う方も多いと思います。社会人となり、久々の再開となると、お酒を飲む場が増える方も多いと思います。新年会など、毎年この時期になると胃を酷使する方は多いのではないでしょうか。

体調管理は人それぞれの方法があると思いますが、みなさんはどのように管理されていますか。今回は、この時期ならではの日本古来より伝わる体調管理方法の一つでもある、「七草がゆ」について紹介します。

「七草がゆ」とは

「七草がゆ」は、五節句の一つであり、年明けの1月7日 (人日の節句・七日節句・七草の節句 など呼び方は複数あります) に食べる日本の行事です。もともとは、中国の風習が日本に伝わり、鎌倉時代から室町時代にかけて今の形になったそうです。

一般的に七草がゆは、「春の七草」と呼ばれる7種類の若菜を具材につくるお粥です。また、七草がゆを食べることは、

・正月の料理やお酒で疲れた胃を休める
・一年間の無病息災へ祈りを込める

といった願いを込めて、食べられるそうです。

では、具体的に七草がゆ に入っている「春の七草」とは何かを紹介します。

七草がゆ に入っている「春の七草」とは

地域にもよりますが、一般的に「七草がゆ」で使われる「春の七草」はご覧の通りです。

(1)せり

「競争に競り(せり)勝つ」という意味が込められています。
増血効果や解熱効果、整腸作用などさまざまな効果が期待できるといわれています。

(2)なずな

「なでて汚れを取り除く」という意味が込められています。
解熱効果や利尿作用、胃腸障害などに効果が期待できるといわれています。

(3)ごぎょう

「仏の体をあらわす」という意味が込められています。
風邪予防、解熱などによいと言われています。

(4)はこべら

「繁栄がはこびる」という意味が込められています。

タンパク質やミネラルが多く含まれているほか、整腸作用、口臭予防、歯痛や消炎などに効果があるといわれています。

(5)ほとけのざ

「仏の安座をあらわす」という意味が込められています。
食物繊維が豊富な食材で、整腸作用、食欲増進、歯痛や鎮痛などの効果があるといわれています。

(6)すずな

「神を呼ぶための鈴をあらわす」という意味が込められています。
整腸・消化効果が期待できるといわれています。

(7)すずしろ

「汚れのない清白をあらわす」という意味が込められています。
「すずな」と同様、風邪予防、整腸・消化効果が期待できます。

まとめ

五節句の一つである、「七草がゆ」について、紹介しました。実家にいるときや子供のころ、親につくってもらう方が多いと思います。一人暮らしを始めるて、改めて振り返ると「七草がゆ」について知らないことが多いのではないでしょうか。「春の七草」の成分や効果・効能を見てみると、カロリーが低めで消化・整腸作用が期待できる食材が多いため、ダイエットやデトックス効果が期待できそうですね。年始の飲み会や久しぶりの友人との再会で、胃が疲れがちになった方は「七草がゆ」を食べて万全の体調で仕事のスタートダッシュができると良いですね。

あなたにおすすめ