「サルシュー」と略されるフットサルシューズ。みなさんはどんなシューズをお持ちですか?
フットサルは屋内でも屋外でもできる手軽なスポーツなので、シューズの種類が多いのが特徴です。屋内用と人工芝用はもちろんのこと、シューズに使われている素材によってもプレーに大きな差が生まれます。調べてみると種類の多さを目の当たりにし、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
また、フットサルの人気が高い理由の1つとしてウェアやシューズの”ファッション性の高さ”もあります。どうせならデザインも含めて自分にぴったりなものを選びたいですよね。
そこで今回は、フットサルシューズの種類と選び方を解説し、それぞれのシチュエーションに合わせたおすすめのシューズをご紹介いたします。
機能性もオシャレさも自分に見合ったシューズを選んで、フットサルを思いっきり楽しみましょう!
シューズの種類と選び方
コートの種類から選ぶ
まずは自分がプレーするコートが人工芝なのかそれ以外なのかを確認しましょう。ここで気をつけたいのが「屋外か屋内か」ではなく「人工芝かどうか」です。
なぜ「人工芝かどうか」に注目するのかというと、場所によっては「屋内にあるけど人工芝を敷いている」コートもあるからです。
コートの種類を大きく分けると下記の3つに分けられます。
1.人工芝(屋外コート)
2.人工芝(屋内コート)
3.屋内(板張りやスポーツコート)
人工芝の場合は、シューズのソール(底)に凹凸が付いているものを選びましょう。当然ですが、この人工芝用のシューズを履いて屋内コートでプレーすることは、コート自体を傷つけてしまうためNGです。
また、屋内コートの場合は、中学校の体育館のような”板張り”であったり、スポーツコートといって特殊なタイルを敷いたコートの場合がほとんどです。このコートでプレーするときはソールにあまり凹凸がない”飴色(もしくは白色、無色)”のゴムソールのものを選びましょう。
シューズを選ぶときは事前に自分がプレーするコートの種類を確認しておきましょう!
素材から選ぶ
シューズのアッパー、つまりシューズの外側に使われている素材には大きく分けて2種類あります。それは、天然皮革と合成皮革です。
天然皮革が使われているシューズは、伸縮性があるので使い込んでいくうちにフィット感が増していきます。通気性にも優れているので比較的蒸れにくいという良さがあります。しかし、値段が高いことや水に弱いことがデメリットとして挙げられます。ですので、屋外で雨が降っているなかプレーする際は、痛まないようにしっかりと乾かすようにしましょう。
一方、合成皮革のシューズでは、軽くて耐久性に優れているものが多くあります。比較的安価で耐久性にも優れているので、初心者の方でどちらを選べばいいのかわからない人にもおすすめです。ただ、天然皮革のものと比べて、伸縮性は低いのでなるべく自分にフィットしたものを選びましょう。
また、どんな素材であれ自分にあっているサイズを選ぶのが大前提です。どのような観点で自分にあっているかというと、「つま先が1〜1.5cmの余裕があり全ての足の指を動かせる」
「足幅があっていて窮屈でない」
などのポイントが挙げられます。
ただ単にスニーカーのように履いて歩くだけではなく、これを履いて「走る」「止まる」「ボールを蹴る」などの動作をします。ですので、必ず”試し履き”をして履き心地の良さを感じ、妥協せず自分にベストのものを選びましょう。
ここからは、デザイン性の高さも取り入れつつ自分の足にフィットしたシューズを選びたい方に、人工芝用と屋内用のおすすめのシューズをご紹介いたします。
おすすめ人工芝用シューズ
アシックス TOQUE 6 TF
かかと部分に書かれたアシックスの頭文字である「a」が特徴的なデザイン。合成皮革が使われていますが、マイクロファイバーをアッパーに使うことで柔軟性を高めており、”素足感覚”でのプレーが体感できます。
どんなコートでも映える蛍光イエローを選べば、注目されること間違いなしです!
ミズノ モレリア TF
プロサッカー選手も愛用する「モレリア」のフットサル専用シューズ。合成皮革とカンガルーレザーと呼ばれる天然皮革、その両方が使用しており、軽量かつ柔軟性の高さを実現しています。カンガルーレザーは革自体が薄く、足に馴染みやすいのが特徴です。
黒地に白のシンボルマークが目立つシックな一足です。一見もの足りなさを感じるかもしれませんが、サッカーを代表する選手たちを30年以上にわたり支えてきた、とても由緒あるシューズです。
アディダス プレデター 19.3 TF
ボールが触れるシューズの先端からの半分部分にエンボス加工が施されており、ボールのコントロール性が高められています。また、コンプレッションフィットソックスといってシューズと靴下が一体化したような構造になっており、シューズとの一体感を感じることができ、履き心地は極めて快適です。
ナイキ スーパーフライX 6 アカデミー TF
こちらもシューズとソックスが一体化したような構造をとっており、抜群のフィット感が得られます。シューズの”ベロ”がないので、足首周りにゆとりを持つことができ、自分の思ったようなボールさばきが可能です。
また、最もメジャーなブランドの1つであるナイキなので、万人受けするデザイン性の高さは間違いはありません。ぜひ、ウェアと揃えて全身ナイキでビシッときめてコートを駆け抜けましょう!
おすすめ屋内用シューズ
アンブロ アクセレイター サラ SL IN
アンブロはガンバ大阪やサッカー日本代表の柴崎岳選手などをはじめとする世界中のチームや選手にサプライしているブランドです。
こちらのシューズは日本企画のゴムソールやフィッティング性を上げるためのアッパーパターンを採用しています。また、クッション性と反発性の両方を発揮するインソールを使用しており、足への負担を和らげてくれます。
アディダス コパ 19.3 IN
モノシュータン構造といってシュータンの外側とアッパーが一体になった構造をしており、素足のようなフィット感が得られます。前足部の合成皮革の部分以外は透湿性に優れたメッシュ素材を取り入れていますので、蒸れを最小限にしてくれます。
ナイキ ファントムVNM アカデミー IC ゲーム オーバー
「さすがナイキ」と思わせる鮮やかな茜色(ブライトクリムゾン)一色のシューズ。
シューレースでの調整部分が短くしているのでボールに触れる面積大きくとることができ、さらにアッパー部分には編み構造が施されているので、ボールのコントール性は高く自分の理想のドリブルに一歩近くことができるかもしれません。
ミズノ バサラ 101 SALA
「バサラ」はサッカー日本代表の岡崎慎司選手が愛用するモデルで、その屋内専用シューズです。片足の重さが約220g(27cm)と軽さはトップレベルですので、思うように足運びができるシューズになるでしょう。天然皮革に匹敵する柔らかさとフィット感をもつ素材を使用していますので履いていて疲れにくいシューズです。
ピッチの中でも外でもオシャレは足元から!
冒頭でもお伝えしましたが、シューズを選ぶときは必ず試し履きをしましょう。足にあっていないシューズでプレーすると、爪を怪我したり、膝・股関節・腰にまで違和感が残ることがあります。
デザイン性も考慮して自分の足にフィットする運命のシューズを見つけたら、早速コートでプレーして、最高のフットサルライフを楽しみましょう!