低年収でも家が買える!?最高の人生にしたいアラサー女子は『プリンセスメゾン』を読め!

低年収だが自分だけの城を手に入れる!人生をより良くしたいアラサー女子は『プリンセスメゾン』を読め!_画像

バス・トイレ別、2階以上、駅徒歩10分以内、クローゼットはウォークインクローゼット……など、自分が暮らす家に譲れないこだわりはありますか?

自分の予算と照らし合わせて、条件を妥協せざるをえないことってありますよね。誰しも理想の住まいは描きながらも、今の自分が手に入れられるレベルで考えてしまうことが多いのではないでしょうか。

本作は、年収200万の決して年収が高くはない独身の居酒屋店員が、自分の理想の城を手に入れる物語です。妥協することなく、自分の理想を追い求める姿に励まされるとともに、本気で欲しいものを手に入れるためには覚悟が必要なのだと気づかされる作品です。

ちょっとやそっとじゃ手に入れられない夢があるアラサーにおすすめの、マンガ『プリンセスメゾン』をご紹介します。

低収入・独身女性の家購入を描いた『プリンセスメゾン』とは

主人公は、高卒以降、居酒屋で働く沼ちゃん・25歳。築52年のボロアパートに住みながら、理想の家を手に入れることを夢見て働く日々。物件を見ては理想の暮らしに思いを馳せ、コツコツと節約と貯金に勤しみます。

年収は決して高くはなく、高望みとも身の丈以上とも思われる夢ですが、沼ちゃんは自分の環境・状況に悲観をせず、卑屈になりません。自分自身が心から欲し、買うことを「決めている」からこそ、沼ちゃんはわき目もふらずがんばれるのです。

『プリンセスメゾン』の魅力

本作の魅力はなんといっても、主人公・沼ちゃんの考え方や生き方。自分の夢を追いつつ、日々の小さな幸せに純粋に感動できる、ひたむきさと純真さを兼ねそろえる彼女の姿勢に励まされます。また、沼ちゃんの含蓄ある言葉に、はっと気づかされることもしばしば。きっとアラサー女子の背中を押してくれる名言とともに、沼ちゃんの魅力をご紹介します。

ひたむきにコツコツと!自分の夢に真剣に向きあう!

「自分の住処」を購入するということは、決して簡単なことではありません。ある程度の頭金を用意しなければならなかったり、ローンを組まなければならなかったり、かなり将来に対して負荷をかけることになります。沼ちゃんの年収から考えると、その負荷は計り知れません。同じように居酒屋で働く後輩が、「この仕事で家を買うなんて無理だ」と言った時、沼ちゃんはこう言います。

「努力すればできるかもしれないこと、できないって想像だけで決めつけて、やってみもせずに勝手に卑屈になっちゃだめだよ。」(1巻 p90)

チャレンジすらしないのにできないと決めつけて動かなかったり、本当は理想があるのに妥協してしまったり、日々の生活の中で小さな諦めをした経験のある方には重い一言ではないでしょうか。

自分の状況を悲観したり、卑屈になったりするのは簡単ですが、それは何の成長も生み出さないですよね。「どうしたらできるのか」と考えるほうがよっぽど生産的で、より未来に向かっている気がします。

自分の人生に責任を持つ!自立と結婚

家を買うことが難しい理由の1つに、結婚や出産でライフスタイルが変わる可能性が高いということが挙げられます。沼ちゃんは25歳。今後、誰かと人生を共にする可能性も十分あります。

「まず自分の人生を自分で面倒みて、誰かと生きるのはその後です。」(2巻 p112)

「いつ来るかわからない日を待つよりは、今のベストをつかみたいんです」(3巻 p192)

「結婚したらどうにかなる」なんて、沼ちゃんはこれっぽっちも考えていません。頼る人や甘えられる人がいなくとも、沼ちゃんはひたむきに、そして自分の人生を誰よりも真剣に考えています。

誰かと共にいることは「寄りかかること」ではないな、と、ハッと思わされます。まず、自分自身で人生をしっかり生きる。だからこそ、「共に生きる」ことができるのだと思います。

不確定な未来を不安に思ったり、無駄に期待したりすることなく、自分自身としっかり向き合うことが大切なんだなと感じます。自立した女性とは、単に仕事ができるということだけではなくて、いかに自分の人生に対して自分で責任を取れるかなんですね。

頑張る姿は周りを勇気づける

妥協することなく、真剣に自分自身の人生や夢に向き合い、コツコツと努力をする沼ちゃん。周りの評価も良く、一緒に働く同僚からも、不動産会社の方からも信頼されたり、気にかけられたりします。純粋に自分のやるべきことしっかりやることで、信頼の蓄積ができたり、真剣な姿勢が評価されたり。真面目に人生を生きるからこそ、いつの間にかみんな沼ちゃんのことを応援したくなります。

頑張っている姿はそれだけで素晴らしいですが、その姿を見て、自分も応援したいと思ったり、自分も頑張ろうと触発されたりするのですね。

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『プリンセスメゾン』は夢追うすべての人の背中を押してくれる

本作は、「家を買う」がテーマの作品ではありますが、自立した女性の生き方についても考えさせられる作品です。沼ちゃんの生きる姿勢や考え方は、自分の理想や夢に向かっている方への大きな背中押しになるのではないでしょうか。

途方もなく大きな夢だったり、世間の「どうせ無理でしょ」というような心無い意見だったり、そういう重圧に負けそうになった時、沼ちゃんの言葉が心に染みるはずです。理想を高く、でもそのための努力はコツコツと! 苦しい時、悩んだ時、沼ちゃんの言葉が灯台のように道を照らしてくれるでしょう。

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