脱プラスチックの取り組み事例集!身近ですぐできる持続可能な社会への貢献とは

わたしたちの暮らしの中にはプラスチックを使ったものがあふれています。

世界的にプラスチックによる海洋汚染の問題や廃プラスチックゴミ処理問題が注目されており、脱プラスチックへの動きが加速しています。

直近でいうと、国内ではこの”脱プラ”の取り組みとして2020年7月からレジ袋の有料化がスタートしました。スーパーなどでエコバッグを持っておられる方が増えましたよね。

そこで今回は、脱プラスチックの動きや、わたしたちが日々の暮らしのなかでできることについて考えてみました。

日本の脱プラスチックの取り組み

日本はゴミの分別やリサイクルへの意識は高いといわれていますが、プラスチックの使用量は世界でみるととても多いのです。

環境問題に対する取り組みとして、もともとプラスチックを使用していたところから脱プラスチックをしている事例がありますので紹介します。

▶︎カップラーメンの容器を紙素材に

発泡スチロール製のものから紙由来のものへと変更しているものがあります。紙はバイオマスの一種で地球に優しい資源といわれています。

▶︎リサイクルできるペットボトル

石油由来のプラスチックの使用を減らす動きが広がっています。

リサイクルが可能な容器へ変更したり、使用済みのペットボトルをリサイクルして新たなペットボトルとして使用する(循環利用)取り組みが行われています。

▶︎プラスチックストローの廃止の動き

ファミリーレストランでは、プラスチックストローを廃止したり、店内に設置しないという取り組みをしています。また、外食チェーン店ではストローを紙ストローに変えています。

年間で大幅にプラスチック削減ができるそうです。

▶︎化粧品等の容器の脱プラスチック

紙繊維による容器を使用したり、プラスチックフリーやリサイクル可能な材料を使い、店頭で回収して100%リサイクルしているものもあります。

このようにわたしたちの身の回りではさまざまな”脱プラ”の動きが進んでいます。

気がつかないうち使っているプラスチックですが、さまざまな業種が再生可能な材料を使用し、プラスチックを減らす工夫をしていることが分かります。

▶︎化粧品等の容器の脱プラスチック

レジ袋が有料になったことで、マイバッグを持ち始めた方は多いと思います。

わたしたちひとり一人が日々の生活に取り入れることができる脱プラスチックは、マイバッグ以外にどのようなものがあるか考えてみました。

▶マイストロー

丈夫でサビに強いステンレス、金属のにおいがなく軽量で高品質なチタン、軽くて持ち運びに便利なアルミ、柔らかく子供が使いやすいシリコンなど、さまざまな素材のものがあります。

お気に入りのマイストローをもっておくことで脱プラに少しずつではありますが貢献していくことができます。

▶︎マイボトル

アパレルブランドも販売しており、デザインのよいマイボトルが増えています。

外出先ではペットボトルを買わずに、マイボトルに飲み物を入れて持ち歩くだけでもプラスチックの削減に貢献できます。

▶︎プラスチックフリーの包装を選ぶ

過剰包装のものは買わないようにすることで、プラスチックゴミを減らすことができます。

例えば、八百屋や量り売りをしているお店で食材を買う、ラッピングは紙などリサイクル可能なものを使用するなど、買い物の際にできるだけプラスチックで包装されていないものを選ぶこともできますね。

▶︎ミツロウラップに使う

キッチンでなにかと利用することが多いラップ

ミツロウラップは全て再生可能な天然素材からできており、オーガニックコットンや麻、ミツロウ、ホホバオイルなどの植物油などから作られています。

水で洗えば何度も繰り返し使えてエコなラップなので、お皿・野菜・パンを包むなどさまざまな用途で使えます。

ただし、熱に弱いためお湯で洗ったり電子レンジでは使用できないのでご注意ください。

▶︎マイ傘カバー

雨が降っているときはお店の入口にビニールの傘袋が設置されていることが多いですよね。

基本的に一度使ったら破棄してしまう傘袋ですが、年間約10-20億枚が使い捨てされているといわれています。

その点、傘カバーであれば何度でも使えてエコです。お気に入りの傘と合わせて傘カバーも一緒に持ち歩けば雨の日でも脱プラに一歩近づきます。

暮らしの中で脱プラ習慣をつくり地球環境の改善へ

Cotton bag and recycled tableware top view. Zero waste, eco friendly, plastic free background. Flat lay.

ここで紹介した事例のように、ひとり一人が身近なことからプラスチックを選ばない・使わないといった取り組みを行うことで、思っていたよりも簡単にプラスチックの削減に貢献できます。

自分にできるところから”脱プラ生活”をはじめてみませんか?

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