【お酒の知識】醸造酒と蒸留酒、太るのはどっち?気にするのはカロリーだけ?

お酒は飲みたい。でもお腹周りが気になる。

お酒は太ると言いますが、「でもお酒は大好きだし、職場、友人、女子会、色々と付き合いがあるし。」という方のためにちょっとした豆知識。

お酒の種類によって太りやすいものと太りづらいものがあります。今回は「醸造酒」と「蒸留酒」で比較してみましょう。

そもそもよく聞く「醸造酒」と「蒸留酒」って何が違うの?

①発酵させて造る「醸造酒」

穀物や果物を酵母によってアルコール発酵させるのが「醸造酒」。「醸して(発酵させて)造るお酒」だから醸造酒なんですね。代表的なものにビール・日本酒・ワイン・紹興酒などがあります。蒸留酒と比べるとアルコール度数は低く、5~20度程度。

自然に近い形で造られることもあり、味わいが豊かで酒蔵やお店によって味の違いが出やすいのも特徴です。ちなみに、大ヒット映画「君の名は」で出てきた「口噛み酒」も醸造酒に入ります。

②科学的に蒸留して造る「蒸留酒」

醸造酒を蒸発させ、不要なものを取り除いてから再び液体に戻す「蒸留」をして造るのが「蒸留酒」。後から味やアルコール度数を調整するので、いろいろなものを原料に造りやすいのです。
代表的なものは焼酎・泡盛・ウイスキー・ブランデーなどがあります。基本的にアルコール度数が高く20~40度程度。

不純物を取り除いてることもあって、身体がアルコールを分解しやすいのが「蒸留酒」。2日酔いもしづらいと言われています。スッキリとした味わいのものも多く、果実系のシロップなどで割ったチューハイ、ウーロン茶で割ったウーロンハイなど、いろいろな飲み物と割って飲むのもおすすめです。

「醸造酒」と「蒸留酒」どっちが太るの?

基本的に「カロリーは蒸留酒のほうが高い」ですが、「蒸留酒の方が太りにくい」と言われています。

それは蒸留酒のほうが不純物が少なく、身体にあまり残らずそのまま排出されるからです。
蒸留酒の表示されているカロリーは、後に分解されて輩出されるアルコール分が大半を占めており、太るのは脂質や糖質などが影響してきます。

つまり、醸造酒の方が太りやすいのです。

とは言え、一番の太る原因は一緒に食べるおつまみ。
お酒にいくら気を付けていても、一緒に高カロリーの揚げ物、炭水化物ばかりを食べていては意味がないですね。おつまみもヘルシーにしてみてはいかがでしょうか。

野菜にオリーブオイルを塗って、トースターで焼くだけの簡単野菜チップス。
ピーマンを8mmに刻んでごま油で炒めて、かつお節と白ごまを絡めるピーマンの炒めもの。塩とごま油とお好みの薬味をかけるだけのピリ辛冷やっこ。などなど工夫次第でお手軽、簡単、ヘルシーなおつまみはたくさんあります。

美味しく楽しく健康に。
お酒ライフをお楽しみください。

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