自宅でワインを楽しむ前に知っておいて!ワイングラス選び入門

ワイン オススメ ワイングラス 選び方

日頃のストレスを忘れて酔っぱらって、なんでも話せる仲間との酒宴の席は楽しい。ただ、いつもビールやチューハイ、ハイボールで酔えればオッケーというステージは脱したい。そのためにも大人のたしなみとして、ワインを趣味にしてみたいという方々は多いのではないでしょうか。そんなワイン初心者の方に向けて、フードペアリングの入門を前回ご紹介しました。

▼第1弾の記事はこちら

ワイン フード ペアリング
皆さんは普段は何を飲まれますでしょうか。ビール、日本酒、焼酎、ハイボール、色々ありますが、親しい方や家族との記 …

自宅でワインを楽しむために「赤ワイン、白ワイン、ロゼ」などの違いだけを決めて、いざ百貨店に行って店頭に並んだワインの数々を見ても、結局種類の多さに何を買えばいいのかわからなくなる方も多いのではないでしょうか。また高価格帯なのが美味しいのかと言えば、そうとも限りません。またせっかく良い銘醸ワインを購入したならば、味わいを最も楽しめるグラス選びにもこだわりたいですよね。

今回は第2弾として自宅でワインを楽しむためのグラス選びの基本を紹介していきます。

味や香りが変化する!ワイングラス選びの基本

ワイングラスによって、ワインの味や香りが変わることはご存知でしょうか。どれだけ高価なワインでも、その特徴と合わない形状のワイングラスでは十分に素晴らしさを発揮することはできません。ワイングラスは、ワインの香りと味わいに影響を与える重要な要素なのです。

・香りをコントロールする丸み(ボウル)

ボウルと呼ばれるワイングラスの丸みの部分は、香りの広がり方を計算しつくして設計されています。それぞれのぶどう品種により複雑に違った香りを放つため、各ワインに最適なグラスを選ぶ必要があります。

・味が大きく変わる、ワイングラスの形状

ワイングラスの形状によって、口への注がれ方、注がれる量、位置が異なります。特にワインは舌のどの部分で味わうかによって、苦み、酸味などといった味覚に大きな違いが生まれます。

飲み口の狭いグラスは大きく傾けて流し込む必要があるため、舌の中心にワインが流れ込みます。舌の両脇の酸味を強く感じる位置に先に接触させずに、ワインの果実味を先に感じることができます。

飲み口の広いグラスは、ワインを口に入れた瞬間に舌全体に広がるため、柔らかな酸味のワインをバランス良く楽しむことができます。

ワイングラス

品種別おススメのワイングラス一覧

各品種別に細かくおススメのワイングラスが推奨されています。順を追ってご紹介していきます。

赤ワイン用のワイングラス

・ボルドー型
一般的なワイングラスよりも大きめに作られているのが特徴です。ボウル部分はチューリップのような形をしていて縦長です。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロから造られる赤ワインに合うと言われています。香りが立ちやすく、タンニンの渋味がまろやかに感じられ、ワインの味わいをバランス良く楽しめます。


・ブルゴーニュ型
ボルドーグラスに比べると、ボウルの部分に、より丸みがあります。ブルゴーニュワインの芳醇な香りを引き出しやすく、ピノ・ノワールから造られる赤ワインにぴったりです。繊細な酸味と果実味を逃しません。

白ワイン用のワイングラス

・万能型
テイスティンググラスを、そのままやや大きくしたような形状で、汎用性の高いワイングラスです。中庸な形なので、幅広いワインに対応できます。赤ワイン用としても兼用できるのでビギナー向けです。


・モンラッシェ型
白ワインの産地 モンラッシェの名のとおり、繊細な果実味と柔らかな酸味を持つシャルドネから造られた白ワインに適したワイングラスです。ボウルが大きく丸みが大きいため、香りを引き出しやすい形状になっています。

スパークリングワイン用のワイングラス

・フルート型
シャンパーニュグラスという呼び名の方が聞きなれている方も多いかもしれません。繊細できめ細やかな泡立ちを長く楽しむため、幅が細く、高さのある形状のワイングラスです。立食パーティーなどの狭いテーブルでも活用しやすいという点でも人気です。

ワインを始める第一歩としてワイングラス選びを

「たかがワイングラス」といえども、細部へのこだわりが見られたのではないでしょうか。世界中で愛されており、職人が情熱込めて造った高級なお酒であるワインだからこそ、グラスへのこだわりにも職人技を感じられます。

おいしいワインとおいしい料理、親しい家族や仲間、そこにこだわりのあるワイングラスが加わることで、最高のワインライフを送れるのではないでしょうか。

▼第3弾の記事はこちら
お得に手ごろに自宅でワインを楽しむ!ワイン購入編

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