現・世界ランキング第1位の絶対王者
「ノバク・ジョコビッチ」
現在のテニス界に君臨するあるスーパースターの名前です。
現在の世界ランキングは第1位、通算シングルの勝利数は73勝。
テニスの4大大会の一つである全豪オープンでは歴代最多の最多7回優勝を誇ります。
彼はどんな局面でも全力で相手を攻め続けるそのプレーにみている観客はおろかお茶の間にいる全世界の人の目を釘付けにします。
今回はテニスにその人生を捧げた彼自身の輝かしいキャリアと圧倒的な結果を残し続ける「ジョコビッチ」の流儀をお伝えしていきます。
彼の実績やメンタルから仕事にも役立つ共通点を学べるのではないでしょうか。
ジョコビッチの輝かしい経歴
①テニスとの出会いそしてプロの道へ
1987年5月22日にセルビア（ベオグラード）に生まれたひとりの少年は、4歳からテニスを始め、徐々にテニスの才能を開花し始めました。12歳の時にドイツにある「ニキ・ピリッチ・テニスアカデミー」へテニスの武者修行を経験し、2003年にわずか16歳という若さでプロテニスの門をたたきます。
プロの門を叩いた彼は、徐々に頭角をあらわし、2004年には、男子テニス国別対抗戦・デビスカップセルビア・モンテネグロ代表選手にまでステージを上げます。翌年には、ついにテニスの4大大会に出場を果たすまでに至ります。そして、2006年のオランダオープン決勝でニコラス・マスー選手を破り、念願のツアー初優勝を達成しました。（同年10月に開催されたモゼールオープンでツアー2勝目を飾ります。）
②20歳で4大大会優勝し、世界ランク1位にまで到達
2006年のシーズン2勝を皮切りにジョコビッチ はさらに躍進。
2008年、当時20歳で全豪オープン初優勝を飾ります。そして世界ランキング2位まで上り詰めて挑んだ2011年では、なんと4大大会のうち、3大会（全豪・全英・全米）を制し、それまでテニス界に君臨していたロジャー・フェデラー（スイス）とラファエル・ナダル（スペイン）の2強時代に終止符を打ち、見事に初の世界ランキング1位に到達しました。
そして現在（2019/4/29現在）までにATPツアーでシングルス通算73勝を上げ、グランドスラムは歴代3位の優勝15回。また、通算成績は1030戦中851勝179敗という他の選手を寄せ付けない圧倒的な結果を作り出してます。世界ランキングも1位に君臨し、まさにテニス界のレジェンドといっても過言ではない領域に到達しつつあります。
※補足：テニス4大大会とは？
テニスの4大大会というのは、全米オープン・全仏オープン・全豪オープン・全英オープン（またはウィンブルドンともいう）の4つの大会の総称を指します。
それぞれの開催地と開催時期、テニスコートのタイプは以下になります。
・全豪オープン：開催地メルボルン/毎年1月下旬～2月上旬/ハードコート
・全仏オープン：開催地パリ/毎年5月下旬～6月上旬/クレーコート
・全英オープン：開催地ロンドン/毎年6月下旬～7月上旬/グラスコート
・全米オープン：開催地ニューヨーク/毎年8月下旬～9月上旬/ハードコート（2018年大阪なおみ選手がこの大会に優勝）
この4大大会をすべてを同一年内に制することを「年間グランドスラム」と呼び、選手成績通算でこれらの大会を制することを「生涯グランドスラム」と言い、これらを達成した選手はテニス界の歴史においても数える程です。テニス界、そして選手にとってはこれらの大会を制することは大きな意味があります。
逆境でも勝ち切る強いメンタルとは？
今回はジョコビッチ から学ぶ流儀【前編】をご紹介しました。ここまででも、ジョコビッチの圧倒的な経歴や結果に驚かされますね。
次回のジョコビッチ から学ぶ流儀【後編】では、ここまでの実績に到達するまでの壮絶な苦悩や勝利のために徹底したこだわりについてフォーカスします。それらと向き合いながらも度重なる困難を突破していくジョコビッチ の強いメンタルとはいったい何なのか？、彼のメンタルの部分に注目していきます。
